テスラ・サイバートラックの受注台数は190万台？仮に生産がピークに達してもすべて納車するには5年が必要、テスラがどう動くかに注目が集まる

｜　テスラは生産台数を非常に重要視しているが　｜

サイバートラックが実際にどれだけ「売れるか」は誰にもわからない

さて、第三者がネット上のツールを駆使して調査を行ったところ、テスラ・サイバートラックの注文は現在なんと190万台を超えている、とのこと。

サイバートラックはつい最近パイロット生産が開始されたばかりであり、待望の生産第一号車がロールアウトしたことがテスラによってアナウンスされていますが、その後に開催された第2四半期の決算説明会においてイーロン・マスクCEOは「サイバートラックの需要はいったいどこまで伸びるのかわからないほど」だとコメントしています。

このままではサイバートラックの受注を消化するのに5年を要する

なお、先日リークされた文書によれば、テスラは年間で（軌道に乗った時点で）375,000台のサイバートラックを生産する予定だとされており、となると現在の190万台という受注を消化するのに必要なのは約5年。

ただ、サイバートラックの予約に必要だったのはわずか100ドルであり、同じ人や法人が（転売を目的に）数台、もしくは数十台（ときには数百台）の受注を入れているとも言われ、さらには予約開始当初の「4万ドル以下」で発売できる可能性は現在低くなっており、となると実際には相当数のキャンセルが出る可能性も。

よって実際は「比較的早い時期にすべての受注を消化するのではないか」とも見られていますが、こればかりは納車が始まってみないと「ナントモ」といったところだと思います。

テスラはサイバートラックの生産能力を増強する？

そして気になるのがテスラがサイバートラックの生産脳能力を増強するのかどうか。

イーロン・マスクCEOは「生産台数」を非常に重要視しており、となると大量の予約をさばくために生産キャパシティを拡大するのではとも考えられ、しかしサイバートラックは比較的「ニッチ」な製品であり、初期の需要を満たしてしまえばあとはもう「さほど売れないんじゃないか」とも。

加えてこういった「ピックアップトラック」はアメリカでは非常に高い人気を誇るものの、欧州や日本、アジアではサイズの問題によって受注をためらう人が多いものと思われ（注文することは可能である）、モデルYやモデル3ほどの販売台数を確保できるとは思えず、となるとテスラはサイバートラックに対してそこまで大きな投資を行わないのかもしれません。

ただ、今後建設されるメキシコ工場（ギガメキシコ）ではサイバートラックが生産される可能性があるといい、こちらで生産された車両は「アメリカ以外」へと輸出されることになる可能性もありそうです。

なお、イーロン・マスクCEO箱のサイバートラックについて「単なる（内燃機関搭載の）ピックアップトラックの代替」だとは捉えておらず、「この電動ピックアップは道路上の他のどんなものとも違う。サイバートラックにはたくさんの新技術が搭載されている」とも。

よって（その新技術によって）これまでのトラックユーザー意外にアピールできる可能性も十分に考えられ、そうなれば多くの人が予想する範囲を超えて幅広く受け入れられることになる可能性も考えられます。

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参照：Teslarati