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テスラが「25,000ドルの新型EV」について「サイバートラックよりはずっと普通」「皆を魔法にかけて虜にするようなクルマではなく、単なる移動手段」とコメント

2023/10/24

テスラ

| おそらく、サイバートラックのようなインパクトのある車を期待されても困るということを言いたいのだと思われる |

それでもテスラの現行ラインナップのような「クールでスタイリッシュな」クルマとなるのは間違いないだろう

さて、テスラが目指すところは「人々が買いやすい価格でEVを供給すること」であり、これはマスタープランにて示されたとおりです。

そのためにテスラはまず利益の大きな高価格帯のEVからビジネスをスタートさせ、そこで得た利益をもって生産設備を拡大し、現在は「安価なEV(現在だとモデル3とモデルY)」を製造しているわけですが、その先にあるのが「モデル2」とも呼ばれている”25,000ドルのEV”。

つまりモデル3に比較しても30%以上安価なプライシングを持つということになりますが、今回イーロン・マスクCEOはこのクルマについて「サイバートラックよりも遥かに普遍的である」とコメントしています。

極力シンプルなクルマとすることで製造コストを低減

イーロン・マスクCEOが語ったのは「大量生産を行う、低コストの新しい小型車は、はるかに(サイバートラックよりも)普通だ」。

これはつい先日、サイバートラックの開発や生産について、前例のないことにチャンレンジしたがために「墓穴を掘った」と語ったのと反対に、この新型コンパクトカーについては「すでに確立された技術を用いて、より短い開発期間で、より低いコストにて」発売までこぎつけるということを意味しているのだと思われます。

なお、テスラは現在中国にて(現地EVメーカーとの)厳しい競争に巻き込まれている状況ではありますが、この25,000ドルのEVはそういった苦境を乗り切るための救世主となる可能性が高く、一層の期待がかかる新型車。

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「いつ発売するのか」「25,000ドルを実現できるのか」など様々な懸念があるものの、テスラとしてもこれをやりとげねば未来はなく、よってトッププライオリティとして扱われている可能性もありそうです(この25,000ドルというのは数年前に示された価格であり、インフレ進む現在では実現が難しそうだが、実現しなければモデル3とのカニバリズムが発生し、かつ中国車に勝てない)。

ちなみにそのデザインについて、イーロン・マスクCEOは「畏敬の念や魔法であなたを満たすためのものではありません。A地点からB地点へと移動するためのクルマであり、しかしクール で 美しく、かつ 実用的 なデザインになるでしょう」とコメント。

つまりはサイバートラックのような「好き嫌いが分かれる」デザインではなく、より多くの人が親しみやすいクルマになるということなのかもしれません。

実際のところ、テスラのクルマは(サイバートラックを除くと)いずれのクルマも先進的でクリーンに見えるので、この新型車についてもまずデザイン的に「外す」ことは考えられず、大きな期待がかかります。

参考まで、イーロン・マスクCEOは(以前に)この安価な新型車は完全自律運転を備え、自分が使用しないときはロボタクシーとして街なかを走らせてお金を稼ぐことも可能であるとコメントしていますが、さすがにこの機能を(少なくとも発表時には)実装することは難しいものと思われます。

イーロン・マスクCEOが新型コンパクトカーに言及する動画はこちら

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参照:Tesla

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