
| さらにマニュアルでは「怒り狂った顧客への対処法」が明確に記されている |
たしかに自動車は一種の「クレーム産業」ではあるが
さて、現在テスラの置かれている状況は「危機的」であり、ネット上の批判だけではなく、実際にテスラ車が攻撃されたり、テスラディーラーでは落書きされたり銃撃されたり放火されたりという例が報じられています。※犯人が国内テロ犯罪で起訴された例もある
そして今回、ドイツの新聞「ハンデルスブラット」が報じたところによると、「テスラのディーラーが、暴力的な顧客から従業員を守るため、一部のショールームにパニックルーム(避難室)を設置した」。※ドイツでは、例の「ナチス式敬礼問題」もあってとくにテスラへの風当たりが強いとされる
一部の地域や国では事態が深刻化
この事実は内部告発によって明らかになったといい、スタッフが暴力的な状況から身を守るための避難場所として設計されているそうで、告発文書には「サービスセンターやショールームの従業員は、暴力的な顧客やその他の外部からの脅威により、自分の安全を心配する必要が生じています」と記載され、そういった状況に遭遇した際、スタッフはこのパニックルームへと逃げることができるのだそう。
このパニックルームがどの施設に存在しているのか、またその数、構造などは不明ですが、注目すべき点はこれらの施設が2025年現在の暴力的な反テスラ運動が起きる前から存在していたということ。
つまり、テスラは既に現在の反テスラ攻撃の波に先立ち、従業員の安全を確保するための措置を取っていたことになりますね。
参考までに、テスラの従業員安全ガイドラインには、従業員が怒り心頭の顧客に直面した際、まずは共感を示すようにし、攻撃を個人的に受け止めないように促す内容が記されているそうで、ロールプレイを通じて対立に備えるための研修を受けたり、定期的にコーヒーを飲みながら懸念を共有することが奨励されているもよう。
つまりはそれだけ「以前からクレームが多かった」のかもしれませんが、テスラの従業員は(とくに現在の状況では)かなりタフな職業であるとも考えられます。
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