お膝元のアメリカでもテスラに対する心情が悪化。「テスラを買わない」「イーロン・マスクに対し悪感情を持つ」人々が増加

｜　イーロン・マスクに対するネガティブなイメージが強まると同時にテスラに対するマイナス感情も高まってゆく　｜

この状況はイーロン・マスクにとっても「予想外」であっただろう

さて、様々な問題が報じられるテスラCEO、イーロン・マスク氏ではありますが、最新の調査によると「アメリカ人の55％がイーロン・マスクCEOを好ましくないと考え、49％がテスラに否定的、そして67％がテスラを購入したくない」と回答したことが明らかに。

これらは驚くべき数字であり、ドイツはじめとするヨーロッパのみではなく、テスラへの指示が厚いと思われた地元アメリカでもこの数字なので、いかにテスラが苦境に立たされているかがわかろうというものですね。

（ほぼ）全ての元凶はイーロン・マスクCEOにある

これらテスラに対するネガティブな回答を行った人たちのうち、20%がイーロン・マスクCEOを「テスラの購入を検討しない唯一の理由」と答え、17%が「理由の一部」と答えており、つまりイーロン・マスク氏だけで37%のアメリカ人が興味を失っている理由を構成しているということに。

この数字は、（率直な意見を言う）イーロン・マスクCEOがテスラの購入を検討しない決定に何ら関与していないと答えた27%をはるかに上回るものであり、同士が（プラスマイナス異スレの方向においても）非常に大きな影響力を持つことがわかります。

この統計からは「イーロン・マスクCEOはかつてファンの間でカルト的な人気を誇っていたものの、その人気は薄れている」という結果を見て取ることも可能ですが、この傾向をさらに明確に示しているのが「あなたがテスラを所有またはリースしている、または将来テスラを所有またはリースすることを検討する理由はイーロン・マスクですか？」という質問に対し、「唯一の理由」または「理由の一部」であると答えた回答者はわずか1%にとどまることからも「イーロン・マスクCEOの人気失墜」が現実のものであることを理解できます。

今回の調査はYahoo Newsによって2025年3月20日から24日まで、1,677人の米国成人を対象にオンラインで行われ、45%が好意的な意見を持たず、さらに10%は”やや好意的”な意見を持たず、これは非常に好意的な意見を持っているのはわずか21%であるのとは対照的。

さらに（イーロン・マスクCEOに対してではなく、会社としての）テスラに対する好感度もまたイーロン・マスク氏に対するものとほぼ同じで、米国人の49%が同自動車メーカーに対して好意的な意見を持たず、逆に好意的な意見を持っているのはわずか37%にとどまります（これら数値はイーロン・マスクCEOとよく似た結果となっており、やはりイーロン・マスク＝テスラであることがわかる）。

そのほか、49%が連邦政府支出の削減を支持しているにもかかわらず、48%の人がマスク氏の政府効率化局の対応に不満を抱き、52%の人々は「イーロン・マスク氏が国を助けようとしているというよりは、自分の利益を優先している」と考えており、この姿勢が多くの人の批判を買っているのかもしれませんね。

これらすべては、イーロン・マスク氏とテスラが困難な状況に陥っていることを示唆していますが、その結果として人々が怒り狂ってディーラーを銃撃したり、テスラ車に放火したりするのはちょっと「行き過ぎ」ではないかと思います。

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