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2021年の自動車市場は波乱含みだった!1位の中国はコロナ前よりも伸び、2位のアメリカは台数を伸ばせず。3位の日本は前年割れで4位のインドに抜かれそう

投稿日:2022/04/03 更新日:

China

| 中国の成長は「EVの成長」によるものだと結論付けられているが、ボクは違うと思う |

ただ単に、中国の自動車市場はいまだ成長過程にある(普及しきっていない)だけだと考える

さて、ここ数年の自動車業界はコロナウイルスのパンデミック、半導体(マイクロチップ)不足、ロシアのウクライナ侵攻など様々な影響を被っていますが、2021年の自動車市場に関する統計が発表され、そこには意外な事実が含まれるもよう。

まずはワールドワイドだと5%増となる約8210万台が販売されており、しかしこれはパンデミックまでの2019年の8960万台を下回った数字です。※乗用車、商用車、バンの合計

国別に見てゆくと、もっとも販売台数が多いのは中国の2630万台で、これは前年比+4%、そして2019年比でも+6%。

つまりはパンデミック前に比べても2021年は「よく売れた」ということになり、これは中国政府が電気自動車の購入者に対して大きな補助を行ったからだとも言われています。

中国以外では不調が続く

そして自動車市場2番めの規模を誇るアメリカだと、2021年は前年比4%増の1500万台(中国に1000万台以上も差がつけられているのには驚かされる・・・)となったものの、これは2019年の1700万台には及ばない数字であり、この結果は逆にEVの販売台数が多くないからだとも。

参考までに中国のピュアエレクトリックカー販売比率は現在11%、欧州では10%に達しているのに対し、アメリカではわずか3%にとどまるとされ、もしアメリカ市場においても、中国や欧州並みの「10%」というEV構成比率であったならば、もうちょっと2019年のレベルに近づいていたのかもしれません(ただ、EVがガソリン車のシェアを食っているのであれば結果は同じ)。

ブログ

なお、世界の自動車市場第三位は日本(前年比-3%)、次いでインド(前年比+26%)、ドイツ(前年比-9%)、フランス(前年比+2%)、イギリス(前年比+4%)、ブラジル(前年比+1%)、韓国(前年比-9%)、カナダ(前年比+8%)という並び(ここまでがトップ10)。

ちなみにこれまでイタリアはずっとトップ10に入っていたものの今回12位に転落しており(11位はロシア)、欧州では全体的に振るわない結果となっていますが(2019年比だと軒並み25%前後下がっている)、「中国のEV比率が11%で、昨年比、2019年比でも好調」なのに対し、「欧州のEV比率は10%で、昨年比、2019年比でも落ち込んでいる」ことについては一考の余地があるかもしれません。

現在欧州ではガソリン/ディーゼルが敬遠されていると言われ、これらの販売が想定よりも速く減ってゆくという予測もあり、そのためいくつかの(欧州の)自動車メーカーはガソリンエンジンの開発を終了させたり、ガソリン車の工場をEV向けに転用するなど改革を急いでいると報じられます。

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ただ、一方でEV比率が高くなっているのに総販売数が減っているということは、「EVがガソリン車をまったくカバーできていない」ということを意味し、そもそもクルマをやめて電車やバイク、自転車に乗る人が増えているということを表している可能性があるのかも。

もしそうだするとこれは自動車メーカーにとってクリティカルな現象であり、EVを製造したとしても「ガソリン車ほども売れず」、投じたコストを回収できない可能性も出てきます。

よってポルシェやヒュンダイなど一部自動車メーカーは「脱自動車」を目指しており、ホンダや日産もこれに近い動きを見せているのだと思われますが、これほどまでに自動車メーカーによって戦略が異なる時代というのもまたとないのかもしれません(どうやっても自動車が売れない時代が来るので、自動車以外の道を模索せねば会社が成り立たない)。

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一方、ポジションを上げたのは?

欧州が苦戦する傍ら、韓国、チリ、トルコでは状況が悪くなく、実際のところ韓国はこの2年間でイタリアと順位が入れ替わって12位から9位に上昇。

チリは自国に自動車産業がなくすべてを輸入に頼っているため「危機にうまく対処できた」ことからにアルゼンチンを抜いて南米第2位の市場へと成長していると報じられています(アルゼンチンはチリより人口が240万人多い)。

トルコは2019年の25位から、2021年では18位に急上昇し、南アフリカ、オランダ、サウジアラビア、ポーランド、ベルギー、タイを抜いていていますが、その理由はよく報じられるように「トルコリラ暴落」から身を守るべく、人々がそのお金を(世界的に見て、価値が相対的に下がりにくい)自動車に換えたためだと論じられており、これはちょっと「特殊事情」なのかもしれませんね。

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参照:Jato

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