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レッドブルのハイパーカー、RB17のエンジンがV8ターボからV10 NAへと変更に。15,000回転で1,000馬力を発生、「F1マシンと同じラップタイムを記録できる」【動画】

レッドブルRB17
Oracle Red Bull Racing

| このレッドブルRB17の前ではどんなハイパーカーであっても色褪せて見えそうだ |

おそらくはそう遠くない将来に情報が追加で提供されることになるものと思われる

さて、レッドブルは2022年に「ハイパーカーを発売する」と発表しファンを驚かせていますが、今回はレッドブルの公式ポッドキャストにてそのハイパーカー「RB17」の詳細が少しだけ明らかに。

なお、RB17と聞くとF1マシンのようにも聞こえますが、これは2020年に発表されたF1マシン「RB16」の次のプロジェクトであることからの命名で、つまりレッドブルではF1マシンであろうとなかろうと「通し番号」を用いていること、そしてこのハイパーカーもまたF1マシンと同列に捉えられているであろうことがわかります。

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レッドブル「RB17」はこんなハイパーカーに

このRB17についてはまだ開発の初期段階にあり、よって先に公開された内容からはいくつか変更がなされ、最も大きなものだと「V8ツインターボだとされていたパワーユニットが自然吸気V10に変更」。

そしてこのV10エンジン(排気量は不明)はなんと15,000回転まで回るといい、出力は1,000馬力、そしてこれにエレクトリックモーターを組み合わせることで200馬力を追加にて獲得する、とのこと。

このほか、時速240キロ時点でダウンフォース1,700kg(この数値を上限に設定している)を実現すること、時速193キロではダウンフォース900kgを発生するとしていますが、この「900キロ」というのはRB17の目標車体重量と同じであり、凄まじいコーナリングフォースを発生させることになりそうです。

さらにはアクティブサスペンションの装備、専用に開発されたミシュラン製タイヤの装着、加えて「ヴァルキリーよりも広い室内」を持つことについても言及されており、同じくエイドリアン・ニューウェイが設計したヴァルキリーの「さらなる改良版」といったハイパーカーとなるのかもしれません(ヴァルキリーの開発で培った経験がここで生かされることになりそう)。

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実際の走行テストは2025年に開始予定

現在、このRB17については設計と技術仕様が最終決定しており、レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズ(レッドブル・レーシング・グループのエンジニアリング部門)は2024年からコンポーネントのテストを行うといい、2025年後半には実車を使用した走行テストを開始することにも言及済み。※フルサイズのスケールモデルは今年の夏に公開されるようだ

そしてエイドリアン・ニューウェイによると、このRB17は「これまでに作られたクルマの中で最も空力性能に優れた一台で、F1マシンに匹敵するサーキット走行性能を誇る(同等にラップタイムを記録することができる)」。

なお、すでにアナウンスされたとおりRB17の限定台数は50台(価格は500万ポンド=約9億3500万円)に制限されますが、エイドリアン・ニューウェイがこのうち1台を所有することになるので「売りに出されるのは49台」のみとなり、そしてこの幸運な49人のオーナーはレッドブルのF1シミュレーター使用を含むトレーニングを受けることができるとされています。

ただ、残念なのは、このRB17につき「サーキット走行専用モデル」だとされていることで、つまりはメルセデスAMG One、アストンマーティン・ヴァルキリー、GMA T.50とは生息域が異なり、しかしこれについては将来的に「公道走行可能な仕様への変更」を期待したいところでもありますね。

レッドブルがそのハイパーカー、RB17について語る動画はこちら

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参照:Oracle Red Bull Racing

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