とくにリアセクションの変化は衝撃的
さて、ウラカンのフェイスリフトモデル、「ウラカンEVO」の発表会へ。
場所はランボルギーニ大阪さんの本町ショールームです。
なおウラカンEVOはすでに国内価格も公表されており、その価格は29,843,274円(税込み32,230,735円)。
ウラカンの「2970万円」からけっこう値上がりしていますが、ウラカンではオプション扱いだったガラスエンジンフード、ダイナミックステアリング(可変ステアリング)、流体磁性ダンパー(LMS)が装備され、さらには後輪ステアリング、これらを統合する制御システム 「LDVI(
Lamborghini Dinamica Veicolo Integrata/ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ) 」が導入されたこと、何よりエンジンが「ウラカン・ペルフォルマンテと同じ」640馬力となったことを考えると、実質値下がりだと言っても良いレベル。※実際にどこまで標準装備なのかは不明なところがあり、後日正確なスペックを入手したいと思う
なお、「ウラカンEVO」の主なトピックは下記の通り。
- 出力が640馬力へ(エンジンは5.2リッターV10自然吸気)
- 0-100km/h加速は3.2秒から2.9秒へ
- 新デザインの外装を採用
- 新デザインのホイール「Aesir(20インチ)」を採用
- イメージカラーのArancio Xantoほか、新ボディカラー採用
- 内装オプションとして「EVOトリム」追加
- インテリアには8.4インチタッチスクリーン「HMI」装備
- ドライビングダイナミクス集中管理システム「LDVI」装備
- ダウンフォースはウラカンの7倍
- 後輪ステアリング「LAWS」装備
- 新車両制御システム「LDVI」導入
こちらはウラカンEVOアンヴェールの様子。
意外と「ウラカン」と「ウラカンEVO」の外観の差は大きい
パっと見た印象としては「意外と(オフィシャルフォト等から予想していたより)ウラカンから変わっている」というもの。
印象自体は紛れもない「ウラカン」ですが、前後バンパーの造形が大きく変わっていて、かつ「複雑」になっているために車格が上がったようにも感じられます。
フロントバンパー内は現在ランボルギーニが推し進める「グリルレス」。
Y字が横向きに配置され、これによって幅が大きく広がったように見えますね。
サイドステップの構造も変化し、サイドステップの下にブラックのパーツが装着。
この部分はオプションにてボディカラー同色へ変更することも可能です。
サイドステップそのものの形状も変更に。
加えて、これまでリアフェンダー上にあった「HURACAN」のバッジはサイドステップ上へ移動して「HURACAN EVO」へ。
リアセクションは大きく変わった部分で、ガラスエンジンフードはこれまでとおそらくは同じと思われるものの、「V10」バッジが一見して眼に入るように。
なお、そのサイズも大きくなっているようですね。
そしてテールパイプは上方に移動。
ウラカン・ペルフォルマンテと同じ位置です。
そしてテールエンドは「ダックテール」形状へと変更されていますが、これは「二段重ね」となっています。
このあたりが「ダウンフォースはウラカンの5倍」たる所以なのかもしれません。
このダックテールスポイラー形状はかなり秀逸で、大型化されたリアディフューザーとともに、ウラカンEVOとしてのアイデンティティを主張している部分です。
そしてリアエンドの形状が変更されたために「Lamborghini」エンブレムは下に移動。
グリルはこれまでの立体的なものから非常に薄いメッシュへ。
おそらくは(マクラーレン同様)軽量化を考慮したものと思われ、素材は(樹脂ではなく)金属のようです。
その形状は立体的で(湾曲している)、「単なるメッシュ」なのに高級感すら感じられるところ。
そしてこのメッシュはリアのいたるところに。
リアのダクト類はすべてエアが通る構造を持ち、「ダミー」ではないところがさすがですね。
ちなみにテールランプはウラカンと同じですが、その下すべて、そして左右テールランプの間は新しくデザインし直され、つまりリアはテールランプ以外全部の形状が改められています。
このリアフェンダー後ろにある樹脂製のパーツは「車検対応」のためだと思われますが、この形状もウラカンから変更された部分。
とにかく変わっていないように見え、「いたるところが」変更されているのがウラカンEVOだと言えそうですね。
こちらはウラカンEVOの外装を収めた動画。
その他の画像はFacebookのアルバム「Lamborghini Huracan Evo / ランボルギーニ・ウラカンEVO」に保存中。