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ボクにとって「はじめてのフェラーリ」、ポルトフィーノがついに納車。フェラーリ納車の儀はこうやって執り行われる【動画】

フェラーリ・ポルトフィーノがついに納車。フェラーリ納車の儀はこうやって執り行われる

| まさか1年で2台のフェラーリを購入することになるとは思わなかった |

展開が急すぎてまだまだ状況に理解が追いつかないところもあるが

さて、フェラーリ・ポルトフィーノがついに納車。

ぼくは現在フェラーリ296GTBの納車を待っていますが、この296GTBは「はじめて注文したフェラーリ」、しかしこのポルトフィーノは(296GTBをオーダーしたあとで即納となる)中古車を購入したために「はじめて納車されたフェラーリ」ということになります。

フェラーリ296GTB納車待ちの身でありながら、追加でポルトフィーノを契約してきた。これで新しい人生の1ページを踏み出せそうだ
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フェラーリ・ポルトフィーノはこんなクルマ

このフェラーリ・ポルトフィーノは「カリフォルニアT」後継モデルとして2017年に登場しており、フェラーリいわく「もっとも多用途性に優れたGTモデル」「毎日のドライビングを楽しめるクルマ」。

その名称”ポルトフィーノ”の由来はリビエラにある有名なリゾート地で、これはエレガンスと気品あふれることで知られる当地のイメージをそのまま車両に反映したものです。

14秒で開閉できるリトラクタブルハードトップ、4年連続で「インターナショナル・エンジン・オブ・ジ・イヤー」を獲得した3.9リッターV8ターボエンジン(トランスミッションは7速DCT)を搭載することが機械的なハイライトとなっています。

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そのほか、第三世代の電制デフ(E-Diff3)が搭載されたこと、電動パワステ(ESP)が採用されたこと、磁性流体ダンピングシステム(SCM-E)が採用され、かつこれらを効果的に組み合わせることで、「より乗り心地に優れ、しかしよりソリッドでダイナミックな」ドライビングエクスペリエンスを実現したことも大きなトピックですね。

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デザイン面だと、ピニンファリーナが担当したカリフォルニアTとは異なってフェラーリのデザインセンター(チェントロ・スティーレ)が新しく担当しており、そしてチェントロ・スティーレ世代になってからの特徴でもある「ボディ内をエアが通り抜ける」「サイドのくびれ」が強調された”新しい”ディティールを持っています。※チェントロ・スティーレ時代になった後、車両設計とデザインとを統合できるようになったため、冷却性能やエアロダイナミクス性能の向上がもたらされたと認識している

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数値的なものを記しておくと、最高出力は600馬力、0-100km/h、最高速は320km/h。

ボディサイズは全長4,586ミリ、全幅1,938ミリ、全高1,318ミリ、ホイールベース2,670ミリ、車体重量は1,664kg(乾燥重量は1,545kg)、重量配分はフロント46,リア54%(トランスアクスルレイアウトによって重量配分が改善されている)。

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なお、エキゾーストシステムは新設計され、フェラーリ初の電子制御バイパスバルブが採用されてアクティブな排気音コントロールが可能となっていますが、そのサウンドは「フェラーリにしては」大人しく、しかし後継モデルであるポルトフィーノMではぐっと勇ましいサウンドへと変化しています。

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なぜフェラーリ・ポルトフィーノなのか?

そこで「なぜポルトフィーノなのか」について述べてみると、これはひとえに「ぼくがフロントエンジンのフェラーリが好きだから」。

やはりフェラーリというとそのエレガントなスタイリングに魅力を感じており、それを端的に表すのがフロントエンジンモデルだと認識しています。

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さらに今回の判断に大きく関係したのは「もうノンハイブリッドのV8エンジン搭載モデル、しかもフロントエンジン車は購入できないかもしれない」ということで、そう考えると今のうちに乗れる選択肢としてポルトフィーノが大きく浮上してくるわけですね。

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なお、ローマを選ばなかったのは「(すぐ手に入る中古の)ローマはまだ割高である」ということ、そして「オープンモデルが欲しかった」こと、さらに「ローマは(納車待ちである)296GTBとインターフェースや制御が同世代である」ということ。

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ちなみにぼくは同じ自動車メーカーの中で同世代のクルマを乗り継ぐよりも、できれば異なる世代のクルマを乗り継ぐ方が好きで、その理由は「異なる世代のクルマを乗り継いだほうが進化をよく理解できるから」。

こういった理由にて今回ポルトフィーノを選んだわけですが、おそらくここから何台かフェラーリを乗り継いでゆく上での「起点」としては悪くない選択なんじゃないかと考えています。

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ボクのフェラーリ・ポルトフィーノはこんな仕様を持っている

そして今回購入したポルトフィーノの仕様について。

3−4台の候補の中から絞ったのがこのロッソ・コルサの個体であったわけですが、決め手としては「走行距離が少ない」「車検が残っている」ということ。

これは売却時の査定や所有期間にかかるコストを考慮したからであり、ボディカラーやホイール、オプション等は「(購入条件として)二の次」としています。

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そのため、市場に出ていたポルトフィーノの中ではもっともオプションが少ない個体でもあったのですが、そこは「何を捨てるかで信念が問われ、何を残すかで愛情が問われる」というヤツですね。

ちなみに装着されているオプションは「スクーデリア・フェラーリ・シールドエンブレム」「パーキングカメラ」のみという超シンプルな仕様です。

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そして購入にかかったコストは以下の通り。

フェラーリ・ポルトフィーノの購入金額

  • 車両本体価格 28,900,000円
  • ETCセットアップ費用 6,600円
  • 自動車税(7月登録と仮定) 44,300円
  • 自動車税環境性能割 111,900円
  • 自賠責(25ヶ月) 18,160円
    (以下、預かり法定費用)
  • 検査登録費用 6,600円
  • 車庫証明 2,700円
  • リサイクル預託金額合計 13,870円
    (以下、手続き代行費用)
  • 検査登録費用 88,000円
  • 車庫証明 22,000円
  • 希望ナンバー 16,500円
  • 納車準備費用 88,000円
    (合計)
  • 支払合計 29,318,630円

フェラーリ納車の儀はこんな感じで行わわれる

そこでフェラーリ・ポルトフィーノ納車に際し、ぼくは自宅まで輸送してもらうのではなく「引き取り」を選択。

よって当日はオートカヴァリーノさんまで向かったわけですが、個室にはこんな感じで跳ね馬のオブジェ、フェラーリのシャンパン、そして「フェラーリの世界へようこそ」というメッセージ、そしてぼくの名が書かれたカードなどが待ち構えています(やはり納車は特別な瞬間なので、可能な限りぼくは自分で引き取りに行くようにしている)。

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そこで付属品などの説明を受け・・・。

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いざ納車式へ。

アンヴェールはスタッフの方々、サービス工場の方々の盛大な拍手とともに行われ、まさに忘れがたい瞬間に。

もちろん花束贈呈や記念撮影もあり、そして撮影した画像は日付やメッセージを入れた「記念画像」へと加工してくれ、帰り際にデータとして渡してくれます。

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その後は実車を見ながら取り扱いや機能の説明を受け、その後引き渡しが行われてすべて完了。

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なお、納車に際してはキーホルダー、シャンパン、花束や画像、そのほか素敵なプレゼント等いただくことになり、オートカヴァリーノさんには非常に感謝。

ぼくのほうからは「紅白饅頭(2個入り)」を5セットお持ちしていますが、「フェラーリの跳ね馬」の焼きごてを作成して饅頭に焼印を押そうと考えていたものの、焼きごての製作が間に合わず、よって「フェラーリ紅白饅頭」の用意は296GTB納車の時へと持ち越したいと思います。

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そして納車直後にはコーティング業者へ

今回オートカヴァリーノさんにて納車を受け、しかしそこからは自分で運転して自宅に戻ったわけではなく、イキナリ積車に載せて輸送されることとなったのですが、その理由は「ボディコーティングを施工するため」。

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ぼくはいつもコーティングについては尼崎のコーティングショップ、「煌(きらめき)」さんに依頼していて、納車のタイミングにあわせて煌さんにポルトフィーノを引き取りに来てもらい、そのまま持って帰ってもらい、コーティング施工後に自宅まで運んできてもらうという段取りを組んでいたわけですね。

よって納車早々のお別れとなってしまったわけですが、施行が完了して戻ってくる1週間後あたりに改めてレビューなど公開の予定です。

最後になりましたが、色々と対応してくださったオートカヴァリーノさんにはお礼申し上げます。

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フェラーリ・ポルトフィーノ納車時の動画はこちら

オートカヴァリーノ

  • 兵庫県神戸市東灘区向洋町東3-6-5(六甲アイランド)
  • 兵庫県神戸市中央区新港町11-1(ブティックショールーム)
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