| ドバイフレームはその外観、そして内側ともに印象的な建造物であった |
しかしもっとも印象に残ったのはナゾのiPhone使い(フォトグラファー)である
さて、まだまだ続くドバイ編、今回は「ドバイフレーム」。
このドバイフレームは文字通り「フレーム=額縁」の形をしており、高さ150メートル、横93メートルというサイズを持ちますが、この形状は「黄金律」に基づいているのだそう(外観もゴールドであるが)。
デザインはメキシコの建築家であるフェルナンド・ドニス、開業したのは2018年。
ザビールパーク内にあるのですが、このザビールパークはメトロの駅からちょっと遠く、歩くとだいたい15分くらい。
ただし途中には日光を遮るものがなく、暑い時期の昼間だと(メトロの駅から)歩いてゆくのは非常に困難で、よって(駅からでも、そうでなくても)タクシーを拾って訪れるのが良いかと思います(タクシーアプリ、カリームを使用すると便利)。
ちなみにその大きさはハンパなく、車窓から見るとこんな感じ。
「ドバイフレーム」はこんな感じ
(未来博物館など)ドバイの多くの施設はいずれもオンラインにて事前にチケットを購入することができ、よってこのドバイフレームも前もってチケットを購入しておくのが吉。
そしてチケットを購入しておけば、送られてくるQRコードを提示するだけですんなりと入場できます。
近くで見ると本当にデカく・・・。
このドバイフレームの中にはエレベーターやちょっとした博物館が入っていて、つまりは「こう見えてもビルとして機能している」わけですね。※外から眺めて「へえー」というオブジェではない
ちなみに表面の文様はドバイ万博のロゴをフィーチャーしたもの。
そこから建物の中に入り・・・。
「The Past Time Gallery」と第された、昔のドバイを紹介する展示物を見ながら進みます。
なお、ドバイというと「とんでもなくお金が溢れている」というイメージがありますが、1970年代以前は非常に貧しく、真珠産業や漁業が主な生業で、しかし今のように裕福になったのは石油が世界中で消費されるようになった1970年代から(つまりはモータリゼーションの波に乗った)。
展示内容としては(現在休業中の)ドバイ博物館にちょっと似ています。
なお、この「過去」の展示は非常に重要で、これが未来につながっているから。
先にネタバレしておくと、あとで見ることになる「The Future Time Gallery」では未来のドバイを示していて、「急激に富を得たドバイが、石油に頼ることなく、(石油が不要となった未来においても)豊かであり続けるためにどういった努力をしているのか」という流れにつながっており、未来博物館然り、ザ・ビュー・アット・ザ・パームしかり、多くの施設では同様に「過去と未来とを結びつける」展示を行っています(多くの人がそう思っているように、ドバイは石油という宝くじに依存し、それを換金することで得たお金を浪費しているだけではなく、それを未来のために投資している)。
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そして「生きたお金を使い方」をしてドバイを豊かにし、そして未来へと続く道を作ったのが「ドバイの父」、シェイク・ラシード・ビン・ザイード・アル・マクトゥームその人(あちこちで同氏を称える肖像などを見ることができる)。
その後はシースルーエレベーターに乗って「スカイデッキ」へ。
この「スカイデッキ」は額縁の「上辺」に当たる部分で、二本のタワーをつなぐ”渡り廊下”。
中央部分はスマートガラスになっていて、足を乗せると「透明」に変化します(通常は乳白色で不透明)。※よって、下からドバイフレームを見上げると、このスカイデッキにいる人々を見ることができる
公園敷地内にもドバイの父!
そして特筆すべきは「大阪城」があることで、これはドバイと大阪とが友好都市提携(姉妹都市)関係にあるため。
それにしても、まさかこんなところで大阪城を目撃しようとは・・・。
そして窓から外を見てみると・・・。
いわゆるオールドドバイに・・・。
反対側は新しいドバイ(この対比が面白い)。
このスカイデッキにはカフェやちょっとしたアトラクションも。
そして登ってきたのとは反対側のタワーのエレベーターで下に降り・・・。
「未来のドバイ」へ。
スクリーンに2050年のドバイの様子が映し出されるのですが、都市風景に加え進化した医療技術、未来のドバイの日常などが描かれており、なかなかに興味深い内容です。
そしてお決まりのグッズ販売ショップ。
とにかく大きなドバイフレーム。
やはりドバイは色々と衝撃的ですね。
ちなみにですが、ぼくがコンパクトデジタルカメラ(RX-100 M6)でドバイフレームの写真を撮っていると一人の男性が近づいてきて「今どきコンデジなんかいらんいらん!お前iPhone持ってるだろ。ちょっと貸してみろ。俺が手本を見せてやる」というので試しにiPhoneを貸してみると、その男性(着ている服から察するに米国人)はささっといくつか設定を変更し・・・。
撮ってくれたのがこの写真。
思わず「スゲーーー!」と言ってしまうほどの構図そして光や反射の使い方であり、iPhoneはこんなことができるんだ・・・と感じた次第(最初からこういった図になることを意図してiPhoneの設定を変えていた)。
こういった画像を見ると、もはやコンデジは必要がないのかもしれませんね(よって帰国した後、iPhoneのカメラを色々と試している最中である)。
ちなみにドバイフレーム訪問のオススメの時間帯は夕方(こんな感じで夕日の反射を利用した写真を撮ったり、フレームの中に夕日が沈む様子を見ることができる)。
そしてそこから暗くなった後、ライトアップされたドバイフレームを見るのがベターかと思います。
参考までに、帰りには「流し」のタクシーを拾うことは非常に困難で(そのため白タクの客引きも多い)、やはりタクシーアプリ「カリーム」でタクシーを呼ぶのが良さそうですね。
ドバイフレームほか、ドバイでの動画はこちら
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