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アストンマーティンがDBXの貴族的オプションを公開。そして”ピンク”のDBXがリークされる

2019/10/20

| アストンマーティンの顧客はやはり貴族が多い? |

アストンマーティンがDBXの公開を前にして、「DBX向けのオプション」を先行公開。
DBXは同ブランド「初」のSUVとなり、当然ながら広大なラゲッジスペース(632リッター)を保有することになりますが、アストンマーティンではそれに対応すべく11種類の異なるシリーズからなるラゲッジセットを発売するようです。

そしてこれらのラゲッジセットは旅行はもちろんハンティングや自転車などのスポーツアクティビティに対応した仕様を持つ、とのこと。

SUV市場は群雄割拠

なお、ベントレー・ベンテイガが切り開いた超高級SUV市場ですが、現在はロールスロイス・カリナン、ランボルギーニ・ウルスも参入し、BMW X7の位置もこれに近く、メルセデス・マイバッハGLSもここへ参戦予定(フェラーリもSUVを発売する)。
もちろんアストンマーティンDBXも同じセグメントに属しますが、数年前までは「ゼロ」だった市場が、今や相当な規模にまで膨らんだ、ということに。

となると市場はブルーオーシャンからレッドオーシャンへと一気に変化し、中には「消費者に選ばれない」クルマが出てくる可能性も出てくるわけですね。

そうなると当然自動車メーカーは困るということになり、差別化を考えることになりますが、ロールスロイス・カリナンは「超」高級やカスタム性、ランボルギーニ・ウルスはブランドのDNAを反映したスーパーSUVとしてのプレゼンスを高めているわけですね。
そこでちょっと困るのが、このジャンルでのパイオニアでもあるベントレーですが、これは最近、中東を意識した「鷹匠仕様」や「パール仕様」といったカスタムモデルを(現地ディーラーのコミッションにて)公開しており、中東に向けたアピールを行なっているようにも思います。

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アストンマーティンの強みは「伝統」「貴族」?

そこでアストンマーティンですが、やはり強みは「富裕層に顧客が多いこと」。
そしてそういった富裕層は常人とは異なるライフスタイルを持つことが多く、そこでアストンマーティンは自動車以外にも潜水艦やタワーマンションなど富裕層のライフスタイルをカバーすべく多角的な展開を行なっているということになりますが、今回のDBX向けラゲッジセットもそういったひとつの試みだと言えそうです。

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内容としては「スノーパック」「バイクパック」「アドベンチャーパック」「ツーリングパック」「イベントパック」「エッセンシャルパック」「インテリアプロテクションパック」「ペットパック」「サンクチュアリパック」「エクスプレッションパック」「フィールドスポーツパック」といったところで、たとえばスキーパックだとルーフマウント式のラック、ブーツワーマー、スノーチェーン等も含まれ、単に「バッグだけ」に止まらないようですね。

こちらはペットパック。
主にワンコを対象としているようで、猫さんは対象外である模様(残念)。

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こちらはチャイルドシート。

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「フィールドスポーツパック」はハンティング愛好者を対象としており、ショットガンキャビネットも含まれる、とのこと。
そしてこの場合のハンティングとは貴族的な狩猟(ゲーム)を指しており、まさに貴族に愛されてきたアストンマーティンならではオプションだと言えそうです。

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参考までに、こういった狩猟は「スポーツ」とも呼ばれ、アストンマーティンは以前に、ごく少量ながら、ハンターを対象にした「V8(2ドアクーペのスポーツカー)」のステーションワゴン、V8スポーツマンを生産したことも。

こういった歴史が現在のアストンマーティンを形成しているとも言え、やはりブランドにとってその「ヒストリー」は重要なのだと痛感させられますね。

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アストンマーティンDBXの画像が早くもリーク

なお、つい最近、カモフラージュなしのアストンマーティンDBXと思われる画像をまとめた動画が登場。
これを見ると「けっこうスリム」な印象を受け、SUVというよりはスポーツカーとのクロスオーバーという印象。
ちなみにボディカラーは「ピンク」ですが、これはけっこう衝撃的ですね。
ただしアストンマーティンは過去に「女性をターゲット」とも述べており、「まさかのピンク」で女性マーケットに攻め込むのかもしれません。

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