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アストンマーティンがV2ターボ搭載、1300万円のバイク”AMB001”を発表。これはボクに「鳩サブレ」ことカワサキの迷車、GPZ250Rを思い起こさせる

2019/11/06

| そう考えると鳩サブレ=GPZ250Rはずいぶん未来を走っていた |

先日予告したとおり、アストンマーティンがEICMA2019にて「バイク」を発表。
これはアストンマーティンと、”バイク界のロールスロイス”とも言われる老舗バイクメーカー、ブラフ・シューペリアとの共同開発となる一台。
その名称は「AMB 001」と命名され、両者のコメントによると、「今回のAMB 001はスタートにしか過ぎない」。
つまり、今後もまだまだ「アストンマーティンのバイク」が登場する、ということになりますね。

AMB001は生産台数がわずか100台に絞られ、かつ「公道走行不可能」。
つまりは完全なるコレクターズアイテムと考えられ、アストンマーティンのコレクターや富豪のガレージに鎮座することになりそうです。

その仕上げは「芸術品」レベル」

今回公開された画像を見るに、AMB 001はカーボンファイバー、チタン、アルミの削り出しといったパーツが採用され、その仕上げはまさに「芸術品」。
「Brough Superior」のロゴも刻まれています。
実際にこのバイクが組み立てられるのはフランスはトゥールーズにあるブラウ・シューペリアの工場、とのこと(もちろんハンドメイド)。

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そのスタイルはSF的で、これに「普通の人間」が跨るのはちょっと想像しにくいほど。
今後の007映画に登場するんじゃないかと機会したりしますが、「衣装とのバランス」が難しそうですね。

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カウルのカラーはアストンマーティン・レーシングの特徴的なカラーでもある「スターリング・グリーン」、そして「ライム」のアクセント入り。
つまりこのバイクは通常の「アストンマーティン」ではなく、”AMR”と同じポジションにある、ということを意味します。

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シートはオックスフォードレザーを使用したハンドメイド。
このあたりはオーナーに合わせた「オーダーメイド」となるのかもしれません。

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そして気になるエンジンは180馬力を発する「Vツインターボ」。※出力は意外と高くない
バイクにターボというのはかなり珍しく、というのも過給圧のコントロールが難しい(コーナリング中に加給がかかると車両の安定性が損なわれる)こと、そしてクルマとは異なってさほどトルクが要求されないのでパワーを稼ぐには回転数を上げれば済むこと、そして重量増加がパワーアップのメリットを打ち消してしまう可能性があることなどから採用が見送られることが多いようです。

ちなみにこのAMB 001の重量は180キロなので、バイクだけ見たときのパワーウエイトレシオは1:1ということになりますね。
なお、カワサキ Ninja H2Rは326馬力、重量216キロというスペックですが、AMB 001は「パワーよりも、軽量性を生かした走りが特徴」なのかもしれません。 ※、というか、H2Rの326馬力が異常すぎる

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なお、タンクと車体の上面には前後にラインが走り、このラインは実際に構造物としても機能。

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そしてメーターを左右に分割する機能も持っているようです。
なお、メーターはフルデジタルで、タコメーターはバーグラフ、ディスプレイ左はギア、右側はスピードメーター。

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タンクのトップにはシリアルナンバーも。

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ノーズには「ASTON MARTIN」ロゴ。
なお、このAMB 001の価格はなんと108,000ユーロからで、つまり邦貨換算だと約1,300万円くらい。
納車は2020年の第三四半期あたりからスタートするとのことですが、実際にこれをサーキットに持ち込んで乗る人がいるかどうかは注目に値するところです。

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アストンマーティンAMB 001は「アレ」に似ている

なお、AMB 001の姿は、ぼくに「鳩サブレ」ことカワサキGPZ250Rを連想させずにはいられません。※1985年に”未来から来たバイク”という触れ込みで発売されたが、あまりに攻めたデザインを持っていたために販売が伸び悩み、わずか2年でのモデルチェンジを余儀なくされた伝説のバイク

gpz250r3

VIA:Astonmartin

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