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ベントレーが自動運転レベル3を「危険」と断言。その理由として「どこかで人が操作するから」を挙げ、レベル3を飛ばして「人が関わらないレベル4を目指す」

2024/04/03

ベントレーが自動運転レベル3を「危険」と断言。その理由として「どこかで人が操作するから」を挙げ、レベル3を飛ばして「人が関わらないレベル4を目指す」

| たしかにベントレーの言うことも一理あるが、実際にレベル4を実現できるかどうかは別問題である |

一方でメルセデス・ベンツ、BMWは「レベル3」を実装済み

さて、自動車メーカーによって電動化以上に対応が分かれるのが「自動運転」。

たとえばテスラやメルセデス・ベンツ、BMWは自動運転に対して非常に熱心であり、とくにメルセデス・ベンツとBMWはレベル3の自動運転を市販車に対して実装済み。

一方でアウディは少し前まで自動運転に対して積極的であったものの、ある時点で自動運転への過度な期待を捨て去っており、そして今回は同じグループに属するベントレーのCEO、エイドリアン・ホールマーク氏が「レベル3自動運転システムは危険であり、これをベントレーのクルマに取り入れる気はない」とコメント。

ベントレー「レベル3はもっとも危険である」

なお、自動運転(自律運転)レベル2については「加速・操舵・制動のうち、複数を車両が行う」と定義されており、基本的に運転を担当するのはドライバーで、高速道路などごく一部の環境において「アダプティブクルーズのように」クルマが加速や減速、レーンチェンジを行うこととなります。

レベル3であれば「加速・操舵・制動を全て車両が行うことになり、しかし緊急時や自動運転システムの限界時にはドライバーが操作を行う」と定義されていて、これを起動すればドライバーは自動運転中にステアリングホイールに手を乗せたり前方を注視する必要はなく、よって「本を読んだり」といった事が可能となるわけですが、万一の際にはドライバーが車両の制御に責任を持つ必要があり、ベントレーは「この部分を問題視」しているわけですね。

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つまりは「もしもの場合、ドライバーが本を読んでいたりすると、そこから車両の操作へと戻るのに時間がかかり」、この間に重大事故に至る可能性を指摘しています。

なお、一般に「レベル3での事故の際の責任はドライバーにある」とされていますが、メルセデス・ベンツは米国内において「レベル3自律運転機能を使用して走行中に起きた事故についてはメルセデス・ベンツが責任を持つ」とコメントしており、この姿勢からも「いかにメルセデス・ベンツが自動運転に力を入れているか」がわかりますね。

ベントレーは一気に「レベル4を目指す」

そしてベントレーに話を戻すと、上述の理由によって「レベル3」の実装は行わず、「レベル2およびレベル2 プラスに留める」と述べており、しかしこの「プラス」については自動車業界や各種団体によって定義されているものはなく、あくまでもベントレーが考える「レベル2に対する付加的機能」ということになりそうです。

ただし興味深いのは、ベントレーがレベル3以上を目指さないというわけではなく、「むしろレベル3よりもレベル4のほうが安全である」と言い及んでいること。

ちなみにレベル4の定義は「完全自動運転を車両が行い、ドライバーは運転に関与しない、または存在しない」となっていて、つまりドライバーが運転に関与することはなく、ベントレーは「人が関与しないほうが」より安全なシステムを作ることが可能だと考えているわけですね(このあたりはテスラと同様である)。

実際のところ、ベントレーは2026年までにレベル4の自動運転車を公道で走行させるべくモービルアイと契約を結んでおり、レベル3を飛ばして一気にレベル4へと駆け上がることになりそうです(ベントレーは電動化に際しても、ハイブリッドを飛ばし一気にピュアエレクトリックへと向かうとコメントしたことがある)。

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参照:Autonews

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