
| マクラーレンの限定モデルの中ではセナ、エルヴァの人気が低いようだ |
さて、マクラーレンの限定モデルの中では比較的売り物の多いセナ。
ただし今まで売りに出された個体の多くは非常に高いレベルでカスタムされており、つまり転売を目的に購入て売りに出されているわけではないように思われます。
となるとやはり「それなりの思い入れをもって購入したが、思ったのと違った」として売りに出しているのだと思われ、もしかするとそういった落胆が「ここ最近の、マクラーレンの限定ハイパーカーの売れ行きが悪い」一因を招いているのかもしれません。
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その名は「Merlin」
このマクラーレン・セナには「Merlin(メーリン)」なる名が与えられ、随所にそのロゴが記されているのが特徴。
加えてボディカラーはMSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)による特別色「Sorcerer Black」。
ちなみにこのカラーはマクラーレンの特別塗装色部門の長であるダレン”メーリン”トーセンド氏によって作られたようで、同氏の名がそこかしこに反映されているということになりますね。

一見するとたしかに「ブラック」のようにも見えますが、様々なカラーのメタルフレークが混ぜられているようで、光のあたった部分は「レインボー」。

使用されるアクセントカラーには「ゴールド」が用いられ、ヘッドライト周辺、ブレーキキャリパー、ウイング翼端、フロントリップやリアフェンダー上のエアインテーク、リアディフューザーなどにアクセントもしくはハイライトとして用いられています。

なお、この車両がマクラーレンのダレン”メーリン”トーセンド氏の車両なのか、それとも他の人が同氏へのリスペクトとしてこれを製作したのかはまったく謎。

各部はハイパーカーだけあってさすがにカーボンファイバーだらけ。
セナは720Sをベースとしているものの、各部を徹底的に軽量化していることで知られ、100kg近く軽量化されているためにマクラーレン史上では「マクラーレンF1の次に軽いクルマ(1198kg)」となっています。

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ボディカラーは相当に複雑な色味を持っており、もし破損等で再塗装するとなるとかなりな困難を招くことになりそう(一説によると、マジョーラは一般のメタリックに比較して、むしろ色合わせが単純で塗装が楽だと言われるが)。

リアウイング翼端には「Merlin」のロゴ。

もちろんマクラーレンのフォントを使用したものですが、マクラーレンがよくこれを許可したな、と思います。

マクラーレン・セナ「Merlin」のインテリアはこうなっている
こちらはこの「セナ・メーリン」のインテリア。
基本的にはブラック一色です、ヘッドレストには「Merlin」のロゴが入ります。

ダンパーはゴールド。

ステアリングホイールの12時位置にはゴールドのセンターマーク、ダッシュボードにもゴールドのライン。

パドルの「+」「-」にもゴールド。

ペダルには星と月のエッチング。

エアコン吹出口のリングはメタル調のパープル。

限定500台のうちの401台目であることを示すプレートにも「Merlin」の刻印。

そして面白いのは紫色のローブを着た魔法使い。
これが何を意味するのかはまったく不明ですが、手から放たれている閃光はアイルトン・セナのホームコース、インテルラゴス・サーキットを象っています。
