新型ミニクーパー/ミニクーパーS「5ドア」発表。3ドア版と同様の仕様を持ち、おそらくはハッチバックの「売れ筋」に

Image：MINI

｜　のちにピュアエレクトリックバージョンが追加されることはわかっているが、ディーゼル版が追加されるかどうかは不明である　｜

おそらく機械的には「現行F56世代の大幅アップデート」だと考えていいのかも

さて、ミニが新型「ミニクーパー」「ミニクーパーS」5ドアを発表。

今回公開されたのは「内燃機関のみ（つまりエレクトリックバージョンがラインアップされていない）」で、しかし後に（3ドア版同様に）電動バージョンが追加される予定だとアナウンスされています。

搭載されるエンジンは「ミニクーパー」だと156馬力/230Nmを発生させる1.5リッター3気筒ターボ（0-100km/h加速8秒、最高速は225km/h）、「ミニクーパーS」だと204馬力/300Nmを絞り出す2リッター4気筒ターボ（0-100km/h加速は6.8秒、最高速は242km/h）。

内外装はすでに発表済みの「3ドア」と同様

新型ミニクーパー/ミニクーパーS（5ドア）の外観につき、すでに発表済みの3ドア版と（ドア枚数以外は）基本的に共通しており、クラシックなミニのラインを持ちつつも、そのディティールは「新しく」。

フロントにはLEDデイタイムランニングライト付きのなめらかな円形ヘッドライト、分割されたグリルが採用されていますが、グリルを分割するバーは3ドアのものよりわずかにスリム。

ボディサイズは（5ドア化によって）拡大しており、全長は172ミリ長くなって4,036ミリに、そしてホイールベースは72ミリ延長されています。

テールランプはお馴染みとなった「スパイダーマン」ですね。

新型ミニクーパー/ミニクーパーSはより快適に、よりスポーティに

そして新型ミニクーパー/ミニクーパーSでは機能面での刷新が図られ、ミニによれば「サスペンションとダンピングシステムが調整されている」とのこと。

さらには新型ダンパーを備えたアダプティブサスペンション（オプション）の装着によって「活発なハンドリング」を実現する、と説明されています。

なおホイールサイズは16～18インチで、17インチまたは18インチのホイールを選んだ場合は、幅広の215mmタイヤを利用可能。

インテリアの選択肢は（これも先行して発表された3ドア版と同じく）4つの仕様から選択でき、1つ目は「エッセンシャル」で、柄入りのファブリックを使用したブラックのシートという仕様。

2つ目の「クラシック」は標準の2スポークステアリングホイールが（下部のストラップによって）3スポークへ。

3つ目の「フェイバード」はダッシュボードにツートンの千鳥格子模様が施されたスタイリッシュ仕様、そして4つ目の「JCW」はマルチカラーのニット生地と赤いステッチの入ったイミテーションレザー（新世代のミニはレザー不使用を掲げている）が特徴です。

なお、新型ミニクーパー/ミニクーパーS 5ドアには11色のボディカラーに加え3色のコントラストルーフが用意されており、おそらくはパッケージオプションも提供されることになるかと思われ、しかし車両価格含む詳細については「後日公開」される、とのこと。

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