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「人類が作りうる最高の車」ロールスロイス。やはり次元の異なる4台のカスタムを披露

2018/03/10

| ロールスロイスの顧客は考えていることの次元が違う |

ロールスロイスがその「純正カスタム」で何ができるのかを示すために3つのファントム、そしてドーンを公開。
それぞれのロールスロイス・ファントムは顧客のオーダーによってその仕様が決められたもの。
まずはスタンダード・ホイールベースの「ザ・ジェントルマン・ツアラー」ですが、これは1930年代のファントムⅡコンチネンタルサルーンをイメージした、としています。

ロールスロイス・ファントムのカスタムを見てみよう

フードはサテンシルバーで、ボディカラーは軍用機を思わせるカラーリング。
ホイールは22インチで、センターキャップは「アイスド・ガンメタル」。
なお、このカラーをホイールに用いたのはこの個体が「初」だとしています。
インテリアは外装同様にブラックとグレーに統一され、ダッシュボードのパネルもグロスブラック仕上げ、とのこと。

二代目は「ウイスパード・ミューズ」で、こちらはローングホイールベース版(エクステンデッド・ホイールベース=EWB)。

これははじめてダッシュボードの「ギャラリー」をカスタムした車両だそう。
新型ファントムの助手席前にあるパネルは「ギャラリー」と呼ばれ、ここに自分の(腕時計など)コレクションを展示することも可能で、ファントムを「美術館」のように仕上げることができますが、この部分を「自分仕様に」したということですね。※車に”美術館”という概念を持ち込むのはロールスロイスくらいだと思う

この部分のカスタムを行ったのはロンドン拠点のデザイナー、ヘレン・エイミー・マレー氏で、ロールス・ロイスのエンブレム、「スピリット・オブ・エクスタシー」にインスパイアされたもの、とのこと。

その他にもハンドポリッシュが施された金属パーツ、ゴールドのスピーカーグリルなど豪華仕様が盛りだくさん。

なお前席はブラック、後部座席はホワイトレザー。
こういった「前後でカラーを分ける」という手法について、今回レンジローバーも「SVクーペ」にてオプション設定を行っており、今後ほかメーカーも拡大採用を行うかもしれませんね。

フード上のスピリット・オブ・エクスタシーはローズゴールド仕上げ。

そしてこちらもファントムEWBのカスタムモデル、「ア・モーメント・イン・タイム」。
ボディカラーは驚愕の「10層ペイント」で、そのカラー名は「ミロリ・サファイア(ピンストライプはセルビー・グレー)」。

rolls-royce-phantom-a-moment-in-time

こちらも「ギャラリー」がカスタムされていますが、イメージは「ファントムの高い速度によってなびく、スピリット・オブ・エクスタシーのショール」とされ、もはや次元の異なる(考えてることがなんか違う)モチーフだと思います。



ロールスロイス・ドーンのカスタムを見てみよう

こちらはロールスロイス・ドーン・”エアロカウリング”。
一件「普通」に見えるものの、シート後方にはスピードスターカバー状の「コブ」が。
リアシートの代わりにこれを設けたということになり、4シーターのドーンをわざわざ「2シーター化した」ということですね。

この「コブ」はカーボンファイバーで作られていて、しかし意図的にその表面を見せず、カーボンの上からわざわざ「レザーを貼った」という贅沢な仕様。

アルミ製のハンドル、そしてロック機能も付加されています。

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