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｜ とにかくこういったランキングでは韓国勢が強い ｜
世の中には様々な調査会社、格付機関がありますが、北米で大きな力を持つと言われるのがコンシューマーレポート（Consumer Report=CR）。
日本で言えば消費者生活センターのような機関ですが、様々な製品を「試買」し、消費者目線でのコメントを発することで支持を集めています。
よって、ここで「買わないほうがいい」とコメントされてしまうと、一気に販売が落ちることがあるようですね（格付け機関と異なるのは、ランク付けだけではなく、意見を述べるところ）。
今年のランキングについてはいくつかの変動があり、ここでその内容を見てみましょう。
韓国勢の強さは異常。そんなにいいのか？
以下が今年のランキングですが、毎度のことながら韓国勢の勢いには驚かされ、２位にはジェネシスが入り、７位にはヒュンダイ、９位にはキア。
なお、ヒュンダイ、キアともに昨年からランクを上げていて、この傾向はさらに続きそう。
| １．ポルシェ（２ランクアップ） ２．ジェネシス ３．スバル（２ランクダウン） ４．マツダ（２ランクアップ） ５．レクサス ６．アウディ（２ランクダウン） ７．ヒュンダイ（３ランクアップ） ８．BMW（１ランクダウン） ９．キア（３ランクアップ） １０．ミニ（５ランクアップ） １１．テスラ（８ランクアップ） １２．トヨタ（３ランクダウン） １３．リンカーン（５ランクダウン） １４．インフィニティ １５．ホンダ（２ランクダウン） １６．フォルクスワーゲン １７．日産（４ランクアップ） １８．クライスラー（４ランクアップ） １９．ビュイック（１ランクダウン） ２０．メルセデス・ベンツ（３ランクダウン） ２１．ダッジ（４ランクアップ） ２２．ボルボ（１ランクアップ） ２３．フォード（３ランクダウン） ２４．アキュラ（８ランクダウン） ２５．シボレー（１ランクダウン） ２６．GMC（１ランクアップ） ２７．アルファロメオ（１ランクアップ） ２８．ジャガー（４ランクアップ） ２９．キャデラック（３ランクダウン） ３０．ランドローバー（１ランクアップ） ３１．ジープ（２ランクダウン） ３２．三菱（２ランクダウン） ３３．フィアット |
そして驚きなのが日本勢で、マツダ以外はすべてランクを下げるか現状維持となり、トヨタに至っては１２位に沈んでいます。
こういった現状について、「現地生産を行っているために品質があまり良くないんじゃないか」とも考えたりしますが、日本で生産しているレクサスでも「５位」。
日本車の品質が高いという時代はすでに終わってしまったのかもしれません。
そのほか気になったのはテスラの８ランクアップ、ミニの５ランクアップ。
とくにミニはこれまで「下位常連」であっただけに、ここまでよく上げてきたなという印象です。
メルセデス・ベンツはアウディやBMWに比較してかなり低い位置ですが、これも「毎度のこと」。
アキュラ、アルファロメオ、ジャガー、ランドローバー、ジープ、フィアットのランクが低いのも昨年までと同様の傾向ですね。
韓国勢が強い理由は不明ではあるものの、おそらくは具体的な「ベンチマーク」を設定し、そのクルマやメーカーの何が評価されているのかを研究しつくし、その上でよりいいものを作ろうとする手法なんじゃないかと想像しています。
VIA:Consumer Report