
| 3代目にしてついにランボルギーニと袂を分かち、ポルシェとの共同開発に? |
ただしまだまだ公式発表があるまでは「わからない」
さて、アウディR8はもっとも検索されたスポーツカー、そしてもっともSNS上に多く投稿されるクルマとしても知られますが、その販売面においては成功しているとはいいがたく、現在ラインアップをどんどん縮小し、さらには販売を終了させる国や地域も出ています。
そしてアウディR8の後継については様々なウワサがあるものの、おそらく現時点では「ガソリンエンジンを積んだモデルとしては登場しないだろう」と言われていて、初代、二代目まではランボルギーニのV10モデル(ガヤルド / ウラカン)と車体を共有してきたものの、3代目R8はウラカン後継モデルと同時には開発されず、そのまま消滅いう線が濃厚です(少し前までのウワサでは)。
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次期アウディR8はピュアエレクトリックカーに?
そこで今回新たなウワサとして登場したのが「新型アウディR8はピュアエレクトリックカーとして2025年頃に登場」というもの。
これはアウディ内部からの情報だとして報じられているものですが、2ドアクーペというボディ形状を維持しつつ、しかしR8という名を捨てる可能性も示唆されています。
「R8の名を捨てる」理由については定かではないものの、「アウディ史上もっともパワフルなクルマになる」「ハンドメイドによるパーツを多く使用する」と言われることから上級移行するものと思われ、かつて市販されると言われながらも発売されなかった「アウディ AI:RACE(旧PB18 e-tron)」の市販バージョン的存在となるのかもしれません(となるとR8を名乗ることでプラスになる要素はあまりない)。
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今回のウワサだと、プラットフォームに関する具体的な話も出ていて、現在検討されているのは次世代ポルシェ・タイカン、そしてアウディe-tron GTに採用されると言われるSSPプラットフォーム、もしくはピュアエレクトリックモデルとなる次期718ボクスター/ケイマンに使用される新設計の(チェスト型バッテリー搭載の)ミドシップ用プラットフォーム。
そしてポルシェが絡んでくるからにはリマックの技術が投入される可能性も考えられ、相当なパフォーマンスを持つであろうことが期待されます。
アウディはかつてR8のピュアエレクトリックバージョンで大きな損害を出している
なお、アウディはかつてR8のピュアエレクトリック版、R8 e-tronを(1億円オーバーという価格で)発売していましたが、予定していた100台の販売台数を達成できず1年で販売を終了させており、これがトラウマになっているという話も。
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ただし今回ピュアエレクトリック版を計画中という話が聞こえてきたということはトラウマを乗り越えたと考えてよく、製造は現在R8を製造しているドイツのベリンガーヘーフェ工場で行われると報じられています。
なお、現行アウディR8は2023年に生産を終了すると言われ、しかし最終記念モデルとしてハードコアバージョンが計画されているという未確認情報も。
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参照:Autocar