>アウディ(Audi) ■新型車・スパイフォト・ウワサなど

アウディが新型A8について「グランドスフィア・コンセプトにかなり近いデザインになる」とコメント!実際にこのスタイルを実現できるかはちょっとした見もの

2023/02/02

アウディが新型A8について「グランドスフィア・コンセプトにかなり近いデザインになる」とコメント!実際にこのスタイルを実現できるかはちょっとした見もの

| 新型A8が「エレクトリックのみ」になるのか、ガソリンも用意するのかでこのフォルムの再現度は大きく変わるだろう |

そしておそらく、いくつかの「スフィア」は市販に移されることになりそうだ

さて、アウディのチーフデザイナー、マーク・リヒテ氏が次期A8について言及しており、それによると、A8のEV版は「A8 E-tron」と呼ばれる可能性が高く(ガソリンとエレクトリック両方が用意されるのかどうかはわからない)、A8 E-Tronのデザインは2021年第3四半期に公開された「グランドフィアコンセプト」に非常に近くなるとのこと。

加えて同氏はこのグランドスフィアコンセプトについて「新型A8の非常に具体的なティーザーであり、生産モデルから遠く離れていません。1:1ではありませんが、非常に近いと言えます」とも語っています。

アウディA8後継モデルを示唆?将来のアウディにつながるデザインを持つ「グランドスフィア・コンセプト」公開
アウディA8後継モデルを示唆?将来のアウディにつながるデザインを持つ「グランドスフィア・コンセプト」公開

| アウディはメルセデス・ベンツに対抗するためにコンセプトをかなり練り込んできたようだ | そのエクステリア、インテリア共に次世代へ さて、アウディが先日から大々的に予告していたコンセプトカー、「グラ ...

続きを見る

アウディのデザイン言語は次世代にて大きくシフト

なお、現在のアウディのデザイン言語は比較的大きくダイナミックなシングルフレームグリル、そしてそれを起点したプレスラインが前後に流れるという意匠を持ち、エッジが効いた、そして様々なパーツを組み合わせた建築物的デザインを持っています。

一方、このアグランドスフィア・コンセプトは「スフィア4部作」の2番めに発表されたもので、見てのとおり4ドアサルーンではあるものの、グリルやヘッドライトとの位置関係、そして明確なプレスラインがないところなど、アウディの現行各モデルとは大きく異るデザインを採用しており、一見して「アウディらしい特徴」を備えていないのがむしろ特徴だと言えるかもしれません。

Audi-Grand-Sphere-Concept (11)

グランドスフィア・コンセプトは全長5.35m、全幅2m、全高1.39mという大柄なボディを持ち、アウディが"ダイナミック・モノリス "と呼ぶ塊感のあるフォルムを採用していて、Aピラーの付け根がかなり前に出ているところを見ると、ピュアエレクトリックモデル専用のプラットフォーム(ポルシェとの共同開発によるPPE)を採用しているものと考えられます(よって、もし新型A8にガソリンエンジンが用意されるのであれば、ここは市販に際して大きく調整される可能性があるが、実際どうなるのかはわからない)。

Audi-Grand-Sphere-Concept (10)

アウディ・アクティブスフィア・コンセプトは「エクスペリエンス」を重視

それはともかくとして、このAピラーの位置、EVならではの前後アクスルの配置によって、グランドスフィアは広々とした室内を獲得しているわけですが、ほかのプレミアムエレクトリックサルーン同様、グランドスフィアでは”エクスペリエンス”を重視しているといい、しかしこれがどこまで新型A8で再現できるのかは興味のあるところですね。

もちろんこの観音開き、そしてグランドスフィア・コンセプトに採用された自動運転はA8に転用されることはないものと思われ、とくに自動運転については「更に次の世代」まで実現を待たねばならないかもしれません。

Audi-Grand-Sphere-Concept (8)

ちなみにリヤセクションは非常に特殊な形状を持っていますが、実際のA8は(居住性を考慮して)もっと現実的なデザインになるかもしれませんね。※アクティブスフィア・コンセプトは5.35メートルという長大なボディを持つからこそこの無駄な作りが可能となるが、A8はもっと短く作らなくてはならない

Audi-Grand-Sphere-Concept (12)

合わせて読みたい、アウディ関連投稿

これがアウディの考える未来のクルマ!ホイールベースを伸縮可能な2シーター「スカイスフィア・コンセプト」登場
これがアウディの考える未来のクルマ!ホイールベースを伸縮可能な2シーター「スカイスフィア・コンセプト」登場。1930年代の「ホルヒ853」の再解釈

| アウディはどこかで「ホルヒ」ブランドを復活させてくるつもりなのかもしれない | スカイスフィアは「快適に移動する」「スポーツドライブ」という二面性を内包している アウディが先日より予告していたコン ...

続きを見る

アウディが「スフィアシリーズ最終章」、アクティブスフィアを公開!テーマはピックアップに変身するラグジュアリークーペ、インテリアではバーやARゴーグルも
アウディが「スフィアシリーズ最終章」、アクティブスフィアを公開!テーマはピックアップに変身するラグジュアリークーペ、インテリアではバーやARゴーグルも

| アクティブスフィアには実現が(法規上)不可能なものも見られるが、考え方としては面白い | そしてこれらのうちいくつかは、将来のアウディになんらかの形で反映されるものと思われる さて、アウディは「な ...

続きを見る

アウディが中国向けの豪華ミニバン「アーバンスフィア・コンセプト」発表!全長5.5メートルなのに乗員4人、「自宅、オフィスに次ぐ第三の空間に」
アウディが中国向けの豪華ミニバン「アーバンスフィア・コンセプト」発表!全長5.5メートルなのに乗員4人、「自宅、オフィスに次ぐ第三の空間に」

| 一連の「スフィア」コンセプトはあくまでも技術や考え方の提示にとどまり、具体的な市販の計画はないようだ | いずれはこういった「移動するオフィスやリビング」のようなクルマが主流になるのかもしれない ...

続きを見る

参照:AUTOCAR

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->アウディ(Audi), ■新型車・スパイフォト・ウワサなど
-, , , , ,