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アウディが北米の販売実績を発表、R8とTTにとっては最後の年になるもそれぞれ2倍、1.4倍に販売が増加。なお販売の1/3はQ5が占める

2024/01/05

アウディ

| アウディR8、TTにとってはそれぞれ「矜持を保ったまま」最後の年を過ごすことができたようだ |

そして残念なことにこれらの「カムバック」は未定である

さて、アウディR8そしてアウディTTは2023年をもって販売終了となりましたが、その最後の年はまさに有終の美を飾るにふさわしい内容であったことが明らかに。

これはアウディUSAが発表した内容から明確になっており、北米の販売のみの数字ではありますが、R8だと前年の「倍」、TTだと1.4倍にてその最後を終えることとなっています。

アウディR8、アウディTTの販売推移はこうなっている

なお、アウディR8の販売推移を見てみると、2017年には772台、2018年には927台、2019年には574台、2020年に581台、2021年に649台、2022年には314台、2023年には631台という流れ。

これを見ると2022年には大きく落ち込んでいるものの、2023年にはそれまでどおりに回復していることがわかり、最後の最後に「本来の姿に戻った」と言えるのかもしれません。

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一方のアウディTTだと2017年には2,294台、2018年には1,289台、2019年には1,324台、2020年には830台、2021年には986台、20221年には516台、そして2023年には725台。

ラストイヤーこそ盛り返したものの、トレンドとしては「大きく下降」基調にあり、これはR8とは異なるところではあるものの、TTの場合は段階的にグレードが削られていったためにこの数字も「やむなし」のだとも考えられます。

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アウディは北米にて2023年に大きな成功を収める

なお、アウディは2023年に(北米市場にて)228,550台を販売しており、これは2022年に比較すると22%増となる「記録的な数字」です。

加えて認定中古車(CPO)の販売も14%増(37,292台)となるなど全般的に大きな成功を収めた年だと言ってよく、更にアウディにとって喜ばしいのは電動化モデルの販売が大きく伸びたこと。

たとえばガソリンモデルのQ8の販売が13,550台であったのに対し電動化モデルのQ8 e-tronは8,180台、Q8 e-tron スポーツバックは2,907台といった具合に肉薄するまでに成長しており、2024年には世代交代が起きるのかもしれません。

参考までに、2023年においてもっとも売れたのはQ5の74,145台、その次は大きく離されてQ7の28,931台、A5の23,775台、次いでQ3の22,189台、Q8とA3の各13,550台という順となっていて、A5の健闘は意外ではありますが、やはりSUVがその販売の大半を担っているということがわかりますね。

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参照:Audi

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