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メルセデス・ベンツはやはり「王様」! 世界の高級車市場ではNo.1を獲得し、「BMWの追撃なにするものぞ」

2020/01/17

| おそらくこれからの高級車市場におけるライバルは「テスラやポルシェ」 |

つい先日、BMWは「北米市場ではメルセデス・ベンツを抑え、もっとも売れたプレミアムカーメーカーになった」と発表したところですが、今回メルセデス・ベンツが「ワールドワイドにて2,339,562台を販売し、”世界で”もっとも売れたプレミアムカーメーカーになった」とアナウンス。
なお、(全世界での販売だと)メルセデス・ベンツの約234万台に比べてBMWは約217万台、アウディは185万台という結果であったようですね。

そしてもっとも多くの台数を販売したのは地元ドイツ、そして北米と中国でも「SUVとハイエンドセダンが好調」。
ちなみにSクラスの1/3は中国での販売だとも公表されています。

ディーラーに対するノルマ強化の成果?2019年はBMWがベンツを抑えてプレミアムカーメーカー首位に輝く。なおレクサス乗用車部門は壊滅状態

さらに中国では「マイバッハ」が好調だともAutonews Europeが報じており、なんと「毎月700台ペースで」高額なマイバッハが売れている、とのこと。※中国は6.2%の成長を記録
そしてメルセデス・ベンツが「シェアトップ」を獲得しいたのはドイツの他英国、フランス、スペイン、スイス、ポルトガル、韓国、日本、オーストラリア、タイ、ベトナム、シンガポール、カナダ、そして南アフリカ。
かなりの国々でナンバーワンを獲得しているということになり、まさに圧倒的王者だと言えそうです。

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メルセデス・ベンツ「現在、自動車市場は大きな変革期を迎えている」

そして今回、メルセデス・ベンツ(ダイムラー)CEO、オーラ・ケレニウスが主張したのは上述の「世界で最も売れたプレミアムカーメーカーであること」に加え、「9年連続で記録を更新している」ということ。

かつ、2019年は”挑戦の年”であったとも述べ、さらに「ここから二年は自動車業界が大きな変革を迎える」とも。

この大きな変革とはもちろん「エレクトリック化」だと思われ、EQ Cを発売し、さらには今後「EQ S」等のピュアエレクトリックモデルを発売するメルセデス・ベンツにとっても”さらなる試練”が待ち受けることに。

というのもアウディはe-tron、ポルシェは「タイカン」を発表しており、メルセデス・ベンツがエレクトリックカー市場において主導権を握ることができなければ、アッサリとプレミアムカーマーケットでのシェアがひっくり返ることになり、メルセデス・ベンツとしては気を抜けない状況でもあるわけですね(エレクトリックカー市場においては、これまでのガソリン車における販売実績が反映されるとは限らない)。

加えて、現在プレミアムセダン市場はテスラの一人勝ちでもあり、これにも対抗できなければ、将来的にはかなり苦しい状況になるのは間違いと思われます。

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さらにオーラ・ケレニウス氏は「長期的な成長のためには、我々はもっと台数を売る必要がある」とも語り、「新しいテクノロジーに対して積極的に投資を行い、CO2排出量を減らしてゆくとともに、世界におけるラグジュアリーカーマーケットを牽引するメーカーで有り続ける」という抱負についてもコメント。

おそらくこれからの時代、エレクトリックカー市場に関して最大のライバルは「テスラ」そして「ポルシェ」となりそうで、どこまでメルセデス・ベンツがこれらに対する競争力を発揮できるのかは「要注目」ですね。

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