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BMWが「新型M1」を発売したらこうなる?CGアーティストが現実的な(現実的すぎる)レンダリングを作成

2022/08/03

BMWが「新型M1」を発売したらこうなる?CGアーティストが現実的な(現実的すぎる)レンダリングを作成

| ただ、ボクとしては、やっぱりM1は既存BMWを超越し、関連性のない孤高の存在であって欲しいと思う |

そしてやはり、BMWはM1を復活させるべきだと思う

さて、これまでにも様々な魅力的な作品を公開してきたレンダリングアーティスト、ハイケイド(Hycade)氏が「新世代のBMW M1」をイメージしたCGを作成。

もちろん本家BMW公式ではありませんが、BMW 8シリーズにも通じるデザインを持ち、もしかすると実際にBMW 8シリーズから設計を一部流用することで仕立て上げることができそうな、BMWの「財布に優しそうな」作品に仕上がっているように思います。

なお、BMW M1は真の意味でのスーパーカーであり、それ以降BMWはスーパーカーをリリースしていませんが(i8はスーパーカーではないと認識しているし、BMWもそう語っている)、ライバルたるメルセデス・ベンツ、アウディに対抗するにはやはりスーパーカーが必要であり、そしてBMWはその必要性を認識しつつも「様々な事情にて(スーパーカーの)プライオリティを低く設定せざるを得ない」状況でもあるようですね。

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BMW M1はこんなクルマ

BMW M1は、1970年代後半にBMWがFIAグループ4/グループ5、そしてスーパーカービジネスへの参入を目論みて開発を開始したスーパーカー。

ただしミドシップスポーツカーに関するノウハウがなかったためにランボルギーニへと開発を委託するものの、当時ランボルギーニも財政的に安定していない状態で(経営者が二転三転していた)、そのため開発が進まなかったことからBMW M1はランボルギーニごと買収を計画したともいわれます。

ただしランボルギーニのサプライヤーからの反発があって買収が成立せず(もしここでBMWがランボルギーニを買収していたら、現在の自動車メーカーの勢力図はまた違ったものとなっていただろう)、よってBMWはランボルギーニからプロジェクトを引き上げてバウアとともにこれを完成させることに。

BMW M1

なお、M1のデザインについてはジウジアーロが担当しているものの、その直前にBMWのインハウスによってザインがなされた「BMWターボ」の印象を色濃く反映しており、これについてはBMWからジウジアーロへと「そういった要望」が出されたのだと考えられます。

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その後1978年にようやくBMWはこのM1を発売しますが、当初参戦を予定していたグループ4/グループ5のホモロゲーションを(投入時の遅れから)取得できず、その代わりにF1のサポートレースとしてワンメイクレース「プロカー」をスタートさせたという経緯も。

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結果的に販売期間はわずか3年、そして販売台数477台(453台説も)にとどまっていて、しかしその希少性が逆にM1の価値と伝説性を押し上げることとなり、今に至るまで多くのファンがM1の復活を期待しているわけですね。

もちろんBMWとしてもこういった声を十分に把握しており、M1誕生30周年となる2008年には「M1オマージュ」を発表しています(これは当時から”発売予定はない”とされていた)。

BMW M1オマージュ

さらに2019年、BMWは「ヴィジョンMネクスト」を発表しており、こちらは「M1」という文字列が含まれないものの、どう見てもM1を意識したクルマ。

こちらについては何度か市販化のウワサが出ているもののいまだ実現してない状況です。

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ちなみにBMWは公的には「スーパーカーは作らない」としており、その存在を否定していますが、実際には「スーパーカーを作りたくて仕方がないんじゃないか」とも考えていて、しかしそれが(金銭的事情で)できないためにムキになってスーパーカー投入について否定的な見解を述べているのかもしれません。

一方、数年前からマクラーレンとの共同開発にてスーパーカーを開発・発売するというウワサも流れており、これについてぼくは「ありうる」とも踏んでいます。

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「新型」BMW M1コンセプトはこんなクルマ

そして今回Hycade氏の考えたBMW M1コンセプトを見てみたいと思いますが、やはり最大のみどことはM1と同じくルーバーを備えたリアセクション。

ただしリヤフェンダーのエンド両端にBMWエンブレムが再現されないという点ではM1、M1オマージュ、Mヴィジョン・ネクスト(テールランプの中にBMWエンブレムが組み込まれている)とは大きく異なります。

BMW-M1 (3)

そしてある意味ではM8やi8に近いと捉えることもできそうですね。

BMW-M1 (4)

そしてフロントはいっそう8シリーズ的。

BMW-M1 (7)

”M1”コンセプトというからには、当然ながらミドシップレイアウトなのだと思われます。

BMW-M1 (5)

Hycade氏はおそらく「現在のBMWから想像可能なものを」という現実的な考えのもとデザインしたのだと思われますが、初代M1のデザインや立ち位置を考えると、「既存のBMWラインアップを超越した」クルマであってほしい、というのが偽らざる心境です。

BMW「M1コンセプト」を紹介する動画はこちら

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参照:Hycade

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