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テスラとBMWとが提携?モデル3とモデルYの半額のEVが登場し「電気自動車市場のすべてを変える」との報道。テスラの株価はどうなる?

2023/02/18

テスラとBMWとが提携?モデル3とモデルYの半額のEVが登場し「電気自動車市場のすべてを変える」との報道。テスラの株価はどうなる?

| 実際に提携が実現するかは現時点ではナゾのまま、そして提携したとしてもテスラからBMWへの技術供与となる可能性が大 |

提携があろうとなかろうと、おそらくテスラは今後も電気自動車市場に強烈なインパクトを与え続けるだろう

さて、テスラがBMWとの提携を発表するのでは、との報道。

これはテスラ非公式のYoutubeチャンネルにて情報が提供されているものですが、現時点ではテスラ、そしてBMWからは何ら発表がなく、よって真偽は全く不明です。

このYoutubeチャンネルによると、テスラとBMWとのコラボレーションによる新型EVが登場し、これはフォルクスワーゲンID3やMG4のの代替車になる(つまりシェアを奪う)とされています。

テスラは本当にBMWとパートナーシップ契約を締結する?

なお、テスラとBMWとの提携の噂が出るのは今回がはじめてではなく、昨年にはUSAトゥデイが同様のニュースを報じており、このときの内容は「両社がBMWのバッテリーに関する協業の可能性について協議を行っており、テスラが自社のバッテリー技術をドイツの自動車メーカーと共有し、BMWのEVの航続距離を向上させる」というもの。

つまりは車体や製造に関する技術を共有するのではなく、「テスラがBMWにバッテリー技術を提供する」ということになりそうです。

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ただ、今回「テスラとBMWとの協業」を報じたアカウントは「モデル3やモデルYの半分の価格になり、EV市場のすべてを変える」とコメントしていて、何らかの車両に関する提携を示唆しており、しかしこの実現性についてはなんとも判断ができない状態です。

現在BMWは2025年の発表に向けて新世代EV「ノイエクラッセ」の開発を進めており、しかしテスラにとってはこのプラットフォームやソフトウェアを共有する理由がなく、というのもテスラは独自にギガキャストを導入していて、BMWの技術を導入することでコストを下げることができるとは思えないから。

加えて車両製造能力(キャパシティ)に関してもテスラのほうが優れているので、テスラがBMWに協力をあおぐ必要はまったくなく、やはり車両の開発や製造に関する「提携」の線はちょっと薄そう。

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そうなるとUSAトゥデイの報じたとおり、テスラからBMWへという一方通行を前提とした提携となり、テスラは自前のバッテリー工場にて生産したバッテリーパックをBMWへと供給することになるのかもしれません(メルセデス・ベンツ、VWは自前のバッテリー工場を建設するという報道がなされているが、BMWではそういった話を聞かないので、バッテリー供給の一部をテスラに頼るのかも)。

参考までにですが、テスラとBMWとの接点は多くなく、記憶に残る範囲では、BMWの重役が(当時)なかなか製造用ロボットの調整が進まずモデル3の生産を開始できないテスラに対し「いいかげんに我々から自動車メーカーのあり方を学んだらどうだ。クルマはロボットではなく人が作るものだ。そのやり方を教えてやってもいいぞ」という高圧的な態度を取ったことくらい。

いずれにせよ、3月1日は何らかの情報が公開され、この噂の真偽も明らかになるものと思われ、正式な発表を待ちたいところですね。

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今後のテスラはどうなる?

そこで気になるのがテスラの今後の行方というかその株価。

ぼくは相変わらずテスラ株を追いかけていますが、テスラ株は今年1月から2月にかけて「倍」にまで跳ね上がっており、たまたまぼくは年始にアマゾンの株を全部売ってそのぶんテスラ株を追加購入したため、それなりの恩恵を受けています。

下がっている最中に株を仕込むのはもちろん恐ろしいものの、安く買って高く売ることでしか利益を得られないので、恐怖に負けず安値のときに拾うようにしていて、つまりは「まだ下がるかもしれないが、それ以上にまた上がればいい」と考え、最安値にこだわらず、長期的な耐久レース的感覚(途中何があろうとも、最後に勝てればいい)をもって投資を行っています。

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ちなみにですが、今年はテスラ株に対する(2019年以降はじめての)パーフェクトストームが吹くんじゃないかと考えていて、まずはぼくら日本人にとって有利な円高になるだろうということ(日本はおそらく金利を上げてくるだろうという判断)、そしてロシアとウクライナとの戦争、(テスラが強く影響を受けた)コロナウイルスが一段落すると予想していること、さらにテスラにとって有利な材料が揃うこと。

この「テスラにとって有利な材料」とは「いち早くサプライチェーン問題と半導体不足を克服」「セミの納車開始」「サイバートラックの生産開始」「ギガプレス稼働開始による大幅なコストダウン」「テスラの値下げ戦争によって多くのEVメーカーが倒産、もしくは既存自動車メーカーによるEVの存在感喪失」などですが、ここは自分の見通しを信じてガツンと資金を投じようと考えています。

https://www.youtube.com/live/YYRF0TWNlHg?feature=share

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参照:Tesla News

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