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BMWが新型4シリーズ クーペ / カブリオレを発表。前後ランプに最新テクノロジーを投入、インテリアの操作系や素材も「BMW最新」世代へ。なお価格は大幅上昇

BMWが新型4シリーズ クーペ / カブリオレを発表。前後ランプに最新テクノロジーを投入、インテリアの操作系や素材も「BMW最新」世代へ

| BMWにとって4シリーズは高い注目度を誇る「イメージリーダー」である |

新型4シリーズは「よりエレガントに、よりスポーティーに、よりダイナミックに、より先進的に」

さて、BMWが4シリーズクーペ/4シリーズ カブリオレのフェイスリフト(マイナーチェンジ)版を公開。

今回の改良ではいくつかのスタイリング上のアップデートがが含まれますが、本国ではラインアップ全般の価格が(2-5%ほど)引き上げられており、これはのちに導入されるであろう日本仕様でも同様であると思われます(つまり大幅な値上げがありそう)。

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新型BMW 4シリーズクーペ/4シリーズ カブリオレはこう変わった

そこで新しい4シリーズクーペ/4シリーズ カブリオレを見てゆくと、BMW 4いわく「”4”は運転の楽しさとエレガントでスポーティなデザインの完璧な組み合わせを表し、新型BMW 4シリーズ クーペと新型BMW 4シリーズ カブリオレは、これまで以上にそれらを体現」。

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新しいボディカラーやホイールの追加に加えて、新デザインそして光ファイバーを備えたヘッドライト、オプションで利用可能となるレーザーライト リアコンビネーションランプの採用が外観上の主な変更点ですが、昔から「ライトにこだわる」BMWらしい変更ということになりそうです。

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加えて、新しい4シリーズクーペ/4シリーズ カブリオレのエクステリアデザインでは「スポーティな力強さとエレガンス」を強調しており、Mスポーツパッケージを選択すると「リアディフューザーが追加、テールパイプ直径が90ミリから100ミリへ」変更されるなど、これまで以上に標準仕様との差異が大きくなるもよう。

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ヘッドライトは若干スリムになり、見る限りでは(幸いなことに)キドニーグリルのサイズは現行モデルと変わらないように思われ、グリルサラウンドはマットクローム仕上げを採用するなど高級感がアップしているようですね。

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そしてこの新しい(完全新設計の)ヘッドライトに仕込まれるロービームとハイビームは単一のLED モジュールから生成され「矢印」形状を持つ2つのLED ユニットにはサイドライト、デイタイムドライビングライト、ウインカーといった機能が組み込まれていますが、何よりも「見た目の先進性」が大きく向上しているように感じられます。※マトリックスハイビームを備えたアダプティブLEDヘッドライトがオプションにて用意される

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そしてリアに目を移すと、非常に表現力豊かなレーザーライト・リアランプが装備されており、これに使用される技術は1,000 台限定で生産された BMW M4 CSLにて初めて採用された革新的テクノロジー。

レーザー ダイオードがそれぞれ光ファイバーの束を照らし、後部ユニットに複雑な光のグラフィックを生成しますが、この3次元レーザーライトはまさに独特の存在感を放つようでもありますね。

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4シリーズクーペ/4シリーズ カブリオレともに、ボディカラーには2種類のソリッドペイント仕上げ、そして8種類のメタリックペイント仕上げが用意され、ケープ ヨーク グリーン メタリックとファイア レッド メタリックが新たにラインナップに加わっています(もちろんBMW Individualペイント、BMW Individualスペシャルペイント仕上げも利用可能)。

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アルミホイールだと3つの新しい19インチバリエーションが初めて提供され、デザインによってジェット ブラックまたはバイカラー仕上げ、もしくはミッドナイト グレーを選択可能。

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こちらは4シリーズ コンバーチブル。

変更内容としては4シリーズ クーペに準じ、しかしオープン トップの楽しさ、布製トップの採用による古典的な美学を享受することが可能です(ルーフの電気開閉機構は最高50km/hまでで動作し、開閉プロセスに擁するのは18秒)。

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参考までに、4シリーズクーペ/4シリーズ カブリオレの主要市場は米国、ドイツ、中国なのだそう(クーペ人気が高くない中国で売れているのは意外である)。

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新型4シリーズクーペ/4シリーズ カブリオレのインテリアはこう変わった

新型4シリーズクーペ/4シリーズ カブリオレの改良点はインテリアにもおよび、トピックとしては「標準装備となったスポーツ シートと新設計のステアリング ホイール」。

そのほかエアコンには新しい操作コンセプトが導入されるなど細かい変更点も見られ、高品質な素材とフィニッシュ、そしてそれらによって演出される”丁寧に研ぎ澄まされた洗練された雰囲気”が新型4シリーズクーペ/4シリーズ カブリオレの大きな特徴だと言えそうです。

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最新世代のステアリング ホイールは標準仕様だと「多角形のグリップと2本のスポーク」、Mスポーツ パッケージだと「フラットボトムにセンターマーク、そして3本スポーク デザインのMレザーステアリング ホイール」となり、しかしいずれの場合でもコントルールスイッチにギアシフトパドルが装備され、BMWいわく「標準装備されたパドルによって、ギア選択プロセスで特に迅速な手動介入が可能になり、新しい4シリーズのよりシャープなスポーツ プロファイルが強調されるようになりました」。

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そのほかBMW iDrive(オペレーティングシステム)にも最新世代が導入されており、これによってコックピット内の物理ボタンとコントロール数をさらに減らすことが可能となり、同時に音声コマンドによる操作も強化されています(BMWは先進的なオペレーションシステムの導入に意欲的である)。

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そのほかの特徴としては、4シリーズで初登場となる「より持続可能な方法で製造されたシート表皮」。

これに加え、新しいインテリアトリム の選択が可能となるそうですが、標準装備となるアンビエント照明は「足元の照明、センターコンソール前部の収納コンパートメント、ドアオープナー」のカラー(9色)と明るさを好みに応じて調整でき、アニメーションによる「ウエルカム」と「グッバイ」シークエンス、ドアが開いていることや電話の着信を示す”光による信号(警告)”も内蔵されている、とアナウンスされています。

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新型BMW 4シリーズのプロモーション動画はこちら

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参照:BMW

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