BMWがフェイスリフト（LCI）版「新型3シリーズ」発表。パワートレーンに加え足回りの変更、外装色の刷新に内装のバージョンアップが図られる

｜　最近のBMWは「小刻みに」バージョンなアップを行い、常に製品を最新の状態に保っている　｜

主力の3シリーズであればなおのこと、常に「最も新しい」制御や素材が導入されているようだ

さて、M3セダン/M3ツーリングに続き、BMWが主力の3シリーズ（セダン/ツーリング）のフェイスリフト（LCI）を発表。

M3同様に、その変更は大きくなく、スタイリングの刷新、内装のアップグレード、新技術の追加採用がその特徴となっています。

まず、2025年モデルの3シリーズはボディカラーが刷新され、アークティック・レースブルー・メタリックとベガスレッド・メタリックが新たに追加となり、フローズン・ピュアグレー・メタリックとフローズン・ポルティマオブルー・メタリックという2つの新しいBMWインディビジュアルカラーも用意されています。※BMWにおいて「フローズン」はマットカラーを指している

新型BMW 3シリーズはこう変わった

そのほかの変更を見てゆくと、M340iに標準装備されているMスポーツパッケージを装備したモデルには、ダブルスポークデザインとツートンまたはジェットブラック仕上げの新しい19インチMアロイホイールが装備され、すべてのモデルではYスポークデザインを特徴とする新デザインのBMWインディビジュアル19インチ アロイホイールを選択可能。

パワートレーンも一部刷新されており、新しいツインパワー3リッター6気筒（M340i）には48Vマイルドハイブリッドシステムが追加され、よりシャープなパワー伝達と効率性を実現し（391馬力/53 Nmのトルクを発生。これは4 馬力/39Nmの増加）、これによって0-100km/h加速はわずか4.1秒に、そして最高速は電気的にリミッターにて制限される250km/hというスペックを誇ります。

330iに搭載されるターボチャージャー付き2.0リッター4気筒エンジンも改良を受け、吸気ポートと燃焼室が再設計されることで「カムシャフト制御、噴射、点火システム、排気ガス経路の分野での革新」が図られており、マイルドハイブリッドシステムを含めて259馬力/400Nmを発生します。

さらにBMWによれば、「新しいシャーシ チューニングが施され、スポーツ性能と快適性のバランスをさらに強化している」。

その詳細についてはプレスリリースでは公開されていないものの、リアダンパーをボディに接続するマウントがより堅固になったこと、ステアリングシステムが改良され、コンフォート モードでの乗り心地がいっそう快適になったと紹介されています。

新型BMW 3シリーズのインテリアはこう変わる

そして新型3シリーズのインテリアを見てみると、フラットボトム形状を持つ新しいステアリングホイールと、新しい中央のエアベント周りのトリムに統合された「カスケード照明」が大きなトピック。

なお、このライトは9つの異なる発光色から選択でき、かつ好みに合わせて明るさを調整できるそうですが、光による演出はこれだけにとどまらず、BMWによれば「ウェルカムアニメーションとグッバイアニメーションに加え、電話の着信やドアが開いているなどの特定のシナリオを示すライトシグナル」も標準にて装備されているのだそう。

このほか、内装トリムだと330iにはオープンポア ウッドトリムが標準装備され、M340iに Mアルミニウム ロンビクルが採用されています。

さらにはアルミニウム ファインブラッシュまたはアッシュグレー オープンポア ウッドも選択でき、M340iにはカーボンファイバー製トリムも用意されることに。

さらにはシート表皮の変更、ダッシュボードにはセンサテック素材張り、そしてオペレーティングシステムのアップグレード（8.5へ）、オプションにてスワロフスキースタイルのシフトスイッチを選べるようになるなど細かな変更があり、全体的に質感の向上に重点が置かれているようですね。※OS8.5には、新しいホーム画面、より直感的なインターフェース、改善されたメニュー構造、カスタマイズ可能なウィジェット バー、シンプルになったエアコン制御、改善されたナビゲーション、そして拡張ビュー機能の搭載がアナウンスされている

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参照：BMW