もっとも速度違反記録がなされるクルマはBMW。なおメーカー/ブランド別ではワースト10のうち５つが日本のブランド、3つがドイツブランドで占められる

｜　「イメージ通り」のブランドもあれば、また「意外」なブランドもランクイン　｜

「もっとも違反車が少ないブランド」は安定のボルボである

さて、米国の保険調査会社、インシュリファイ（Insurify）が460万件ものサンプルの中から「もっとも多く速度違反を記録しているクルマ」「もっとも多くスピード違反を記録しているブランド」なる調査結果を発表しており、その結果がけっこう意外であるとぼくの中で話題に。

まず、もっとも多くの速度違反を記録しているクルマはなんとEVのBMW i3で、このオーナーのなんと17.6％もが速度違反切符を切られたことがあるそうですが、実際にBMW i3に4年間乗った身としては「それほどまでに多くのオーナーが」スピード違反で捕まっているというのがちょっと心外です（BMW i3はそんなに遅いクルマではないが、速いクルマでもない）。

そしてもっと驚くのが「BMWの中でもっとも速度違反切符を切られていないのがZ4のオーナー」ということで、これらの結果は「逆なんじゃないのか・・・」という印象も。

こんな自動車メーカー（ブランド）のオーナーがよく速度違反切符を切られている

そこで次は自動車メーカー（ブランド）ごとの速度違反切符保有率。

これを見ると、ワースト10のうちなんと半分がなんと日本のブランドであり、3つがドイツ、2つが韓国という結果となっています。

このランキングを見るに、フォード（マスタング）やダッジ（チャレンジャー）が入っていないのが信じられず、240SXやフェアレディZを持つ日産が入っていないのもちょっと不思議なところです。

ちなみにですが、サイオンとはトヨタがかつて展開していた若年層向けのブランドで（今は廃止されている）、その「FR-S」はトヨタで言う「86」です。

同じ日本車だとスバルWRXの違反切符保持率が高く、これは「以前からの既定路線」だと考えていいのかもしれませんが、非力で知られるロードスターが「マツダの中ではもっとも行儀の悪いクルマ」となっていることにも要注目。

参考までにですが、スピード違反獲得切符が最も少ないのはキャデラック（5.4％）、テスラ（5％）、ボルボで（2.7％）であり、大排気量・ハイパワー車の多いキャデラックの違反が少ないことにも驚かされます（日本では追越車線の住人として知られるメルセデス・ベンツやレクサスがランクインしていないのも意外）。

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