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メルセデスAMGが「ピュアエレクトリックスポーツ」開発中と公言。何かとライバル視しているポルシェ、そして「タイカン」に対抗か

2019/12/01

| とにかくメルセデスAMGはポルシェを負かしたくて仕方がない |

メルセデスAMGが「ピュアエレクトリックモデル」を開発中、との報道。
現在メルセデスAMGはCLS53、GLE53、E53など「ハイブリッドモデル」を発売していますが、もちろんピュアエレクトリックモデルは未発売(以前、試験的にSLS AMG エレクトリックドライブを発売したことはある)。

これは英国Autocarに対してメルセデス・ベンツ(ダイムラー)CEO、オーラ・ケレニウス氏が語ったもので、「メルセデスAMGにとって内燃機関であり続けることは重要ではない。AMGのすべてはカスタマーエクスペリエンスのためにあり、そのためにエレクトリックモデルを投入し、かつピュアエレクトリックモデルを開発しているのだ」。

ピュアエレクトリックモデルは既存モデルのEV化ではなく新設計プラットフォームを使用?

オーラ・ケレニウス氏は「どのモデルがエレクトリック化されるのか」については言及しておらず、しかし今回フランクフルト・モーターショーにて発表された「ヴィジョンEQSコンセプト」がAMGブランドにて発売されるという説が濃厚(これはAMGだけではなくマイバッハブランドから発売しても良さそうですが)。

となると、このピュアエレクトリックAMGについては、既存モデルのパワートレインをモーターに入れ替えるのではなく、EQSに採用される「新設計の」プラットフォームを用いるということになりそうですね。

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そしてこの「AMG版」EQSは600馬力(”通常の”EQSは469馬力)を発生すると見られますが、メルセデスAMGは以前より強くポルシェを意識しており、たとえばAMG GTシリーズは911をライバル視したもので(エンジンレイアウトは異なりますが)、AMG GT 4ドアクーペはもちろんパナメーラをターゲットにしたもの。

となるとこの「ピュアエレクトリックAMG」がポルシェ・タイカンに対抗するのは至極当然であり、もしかすると600馬力を大きく超えるパワーが与えられる可能性も(ポルシェ・タイカン・ターボは671馬力、タイカン・ターボSは751馬力)。

メルセデスAMGはエレクトリック化に祭してノウハウがある

なお、メルセデスAMGは上述の通りSLSエレクトリックドライブを発表していますが、これは100台限定、4モーター採用にて出力740馬力。
そして0-100キロ加速は3.9秒という、まさにスーパーEVと呼ぶにふさわしいクルマです(ただしバッテリー保護のために最高速は250km/hに制限)。

さらにメルセデス・ベンツはピュアエレクトリック版スマートも発売していますし、AMG 4ドアクーペにも800馬力を超えるプラグインハイブリッド版が投入されるというウワサも。

そう考えると、メルセデスAMGは比較的エレクトリック化に積極的で、かつ経験も豊富だと言えそうです。

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