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新型メルセデス・ベンツSクラスの「マイバッハ版」にはV12、「AMG版」には800馬力のS73e登場との噂。キャンペーンにはアリシア・キーズとルイス・ハミルトンを起用

| マイバッハ版Sクラスはこれまでにないほど豪華なクルマになりそうだ |

さて、数日前に発表されたばかりの新型メルセデス・ベンツSクラス。

今回は英国Autocarが「マイバッハ」版について言及しており、これによると11月の広州モーターショーにて発表される、とのこと。

なお搭載されるエンジンは6リッターV12ツインターボだと目されており、実際にメルセデス・ベンツは「マイバッハSクラス」がSクラス唯一のV12エンジン搭載モデルになる、とも述べています(つまり標準SクラスとAMG版にはV12エンジンはもう積まれない)。

V12エンジンはもはや滅びゆく種

現在V12エンジンを採用するメーカーは少なく、メルセデス・ベンツの他だとアストンマーティン、ランボルギーニ、フェラーリ、ロールスロイスくらい。

BMWはこの秋にもV12エンジンを廃止する、とアナウンスしていますね。

なお、V12エンジンの採用車がどんどん減っているのは「環境規制に対応できないから」で、しかしV12エンジンをアイコンとして不可欠だと捉えるブランドも多く(というか、現在V12エンジンを採用しているのはそういったブランドばかり)、マイバッハもその一つ。

ただ、現在の規制の中で大排気量V12エンジンを存続させることは容易ではなく、各メーカーとも様々な手法によってV12エンジンを「より効率的に」改良していますが、パワーアップどころか「現状の出力維持がギリギリ」だとも。

それはメルセデス・ベンツにとっても同じであるようで、11月に発表されるSクラス マイバッハのV12エンジンについて、これまでのV12エンジンと出力が「変わらない」とも。

しかしもちろん、これはエンジンそのものが同じということを意味しているのではなく、「本来パワーダウンせざるを得なかったところを、様々な努力によって、なんとか従来と同じ出力に留めた」と考えるのが妥当かもしれません。

新型メルセデスAMG Sクラスの目玉はハイブリッド

上述の通り、新型SクラスのメルセデスAMG版にはV12エンジンが積まれないということになりますが、代わりに用意されるのがハイブリッドパワートレーンを積むS63eとS73eで、これらはともに4リッターV8ツインターボに134HPもしくは201HPを発生するエレクトリックモーターが組み合わせられ、システム合計出力はそれぞれ700HPと805HPに達するとも言われます。

なお、この「V8ツインターボ+エレクトリックモーター」という組み合わせによって800馬力を発生するパワートレーンは、もともとAMG GT 4ドアクーペ発表時に登場すると言われていたものの、実際にこれが搭載されることはなく、しかしようやくこれが実現するということになりそうですね。

参照: Autocar

メルセデス・ベンツは新型Sクラスのプロモーションにアリシア・キーズとルイス・ハミルトンを起用

そしてメルセデス・ベンツは11月よりスタートする新型Sクラスのプロモーションにおいて、アリシア・キーズとルイス・ハミルトンを起用すると発表。

両者を起用したのはおそらく(アメリカでは大きな問題になっている)人種問題に対するメルセデス・ベンツなりの回答だとも考えていますが、それを抜きにしてもSクラスという車格に対して若々しい2名でもあり、つまりメルセデス・ベンツはこういった「若くして自力で成功した人々」に新型Sクラスを乗って欲しいのだということになりそう。

ルイス・ハミルトンについてはもはや説明不要の6回にわたるF1ワールドチャンピオン、そしてアリシア・キーズはニューヨーク出身で15回ものグラミー賞受賞歴のあるアーティスト。

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アリシア・キーズはデビューアルバム「ソングス・イン・Aマイナー」が大ヒットを記録し、その翌年のグラミー賞では5部問独占を果たしますが、そのために「イキナリ出てきて有名になった」と思われがち。

それに対して本人は(なにかのインタビューにて)「自分は一夜にして有名になったと思われているが、それまでにどれだけ努力してきたかを誰も知らない」と語っていたのが印象的です。

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