え？次期モデルのウワサもないのにメルセデスAMG GTが年内で販売終了とのウワサ。最近のメルセデス・ベンツはなんとなく動きが変だ

｜　最近のメルセデス・ベンツはこれまでの常識で測れない動きが多すぎる　｜

これが事実だとすると、メルセデスAMG GTは2年ほど「販売のない期間」ができそうだ

さて、メルセデスAMG GTが今年で終了になるのでは、とのウワサ。

これはスペインのカーメディアが報じたもので、現地ではすでにメルセデスAMG GTクーペの受注が停止されていること、そしてAMG GTロードスターについても12月で生産が終了されるというウワサについて言及しています。

ただ、これらについては大きな驚きではなく、というのも「これまで、そのモデルライフ末期に、最後の大物として発売されてきた」ブラックシリーズが（メルセデスAMG GTに）追加されているからで、これが登場すると「もうこのモデルも終了が近いんだな・・・」という風潮となるため。

ただし時期メルセデスAMG GTのウワサはまだ聞かない

しかしながら「今年でメルセデスAMG GTの販売が終了される」というのはちょっと時期尚早かもしれないとも考えていて、なぜならば現時点で新型メルセデスAMG GTのプロトタイプが目撃されておらず、この状況だと次期メルセデスAMG GTが市場投入されるのは2年以上先になると思われます。

その間、メルセデスAMGは「2車種しかない専売車種のひとつを失う」ことになってしまい、そして2年も販売をロスしてしまうと、多くの人はメルセデスAMGを忘れてしまうかもしれません。

なお、11月に発表されるであろう新型メルセデス・ベンツSLはAMGによって大部分が開発されており、その骨格自体も次世代AMG GTと共有すると言われますが、AMG GT不在の期間を新型SLでカバーできるとは思えず（そもそも性格がまったく異なる）、この流れはかなり不自然という印象が拭えません。

最近のメルセデス・ベンツについては色々と奇妙な動きも

ただ、最近のメルセデス・ベンツには不可解な動きがいくつかあって、ひとつは「V8エンジン廃止問題」。

これについても現実とメルセデス・ベンツのコメントとの整合性が取れておらず、その解釈や推測についても様々なものがあります。

しかしメルセデスAMG GTも「V8エンジン」を搭載していることから、この問題と無縁ではないものと思われ、いくばくかの関係があるのかもしれません。

そのほか、Cクラスクーペ/カブリオレ、Eクラス・クーペ/カブリオレを統合して新しいクラス（CLE）を作ったり、AMGとGクラスをサブブランド化するという話もあり、これまでにない何らかの動き（を予感させるウワサ）が出てきているのもまた事実。

加えて、メルセデス・ベンツはチップ不足に苦しめられており、車種によっては「納車1年待ち」となるケースも多いといい、であればいかに高額で利益率が高いと思われるメルセデスAMG GTであろうとも、その生産台数の少なさを考慮すると「効率的とはいいがたく」、よって予定よりも早くこのあたりで生産を終了させ、その分のチップを「効率のいい」モデルへと回すのかもしれません（であればAMG GT廃止も納得はできる）。

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参照：Motor.es