8月19日に発表の新型メルセデスAMG GTには「V8」が継続して搭載されることがティーザー動画から明らかに。ただし2+2化、全輪駆動の投入など大きな変化もありそう

｜　新型メルセデスAMG GTは初代以上にポルシェ911を強く意識したクルマとなるかもしれない　｜

そしておそらく、多種多様なバリエーションが登場することになるだろう

さて、8月19日に発表される予定の新型メルセデスAMG GT。

これは初代AMG GTのフルモデルチェンジ版となり、ひと足お先に登場したメルセデスAMG SLの「クーペ版」とも言えるクルマです。

驚くべきことに2シーターから2+2へと移行するなど大きな変更があり（これはポルシェ911を意識したものと思われる）、そして注目の対象となっていたのがそのエンジン。

現在メルセデスAMGは8気筒を捨てて4気筒電動ターボ＋ハイブリッドに移行しており、C63は実際に4気筒ハイブリッドのみ、そしてAMG SLにも4気筒エンジンが搭載されています。

ただ、この4気筒エンジン（2リッター/M139）につき、それ単体では「4気筒エンジンとしては自動車史上最高の出力」を発生するも今ひとつ評判は芳しく無く、このエンジンを搭載したモデルの販売が伸び悩んでいるという報道も（このエンジンがどうこう、というよりは4気筒エンジンそのものが受け入れられていないのかもしれない）。

新型メルセデスAMG GTは「V8を継続」

ただ、今回リリースされた最新のティーザー動画を見ると、車体に「V8 Biturbo」のバッジを確認できることから”V8エンジンを搭載している”ということに。

ティーザー動画自体ははよくある「一瞬だけ特定のカットを見せる」もので、粉塵を舞い上げ走行する様、ホイールやバッジなどのディテールショット、リアスポイラーを捉えたシーンもあり、それと同時に「V8の唸り声」と「V8バッジ」も確認できるわけですね。

なお、搭載されるのはおなじみ「4リッターV8」であるのは間違いないものの、気になるのはそのバージョン。

M176、M177、M178といった形式が存在し、マイルドハイブリッド、ウェットサンプやドライサンプといった相違もありますが、AMG GTブラックシリーズに搭載されている「フラットプレーンクランク」といったハードコア仕様もラインアップされています。

しかしおそらく、新型メルセデスAMG GTについては「ツアラー」「スポーツ」等様々な性格を持つバリエーションが（初代AMG GT以上に）展開される可能性が高く、これは2+2レイアウトの採用と同じく、911を直接のターゲットとするためだと推測されています。

よって、「ツアラー」であればハイブリッドシステムとの組み合わせ、さらに4WD（全輪駆動）をプラスすることで911の各バリエーションに対抗することになるものと思われますが（トランスミッションはおそらく、キャリブレーションの相違はあれども9速ATに統一される可能性が高い）、このあたりは正式に公開される情報を待つよりほかはなさそうですね。

Something so thrilling is emerging from behind the doors of Affalterbach. Buckle up for the latest Mercedes-AMG addition.

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— Mercedes-Benz (@MercedesBenz) August 15, 2023

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参照：CARBUZZ, Mercedes AMG(Facebook), Mercedes-Benz(Twitter/X)