| まさかメルセデス・ベンツまでもが「グリルの巨大化」に参戦するとは |
実際にガバっと空気を吸うことが可能となりそうだ
さて、メルセデス・ベンツが「AMG GT43」「AMG GT53」のフェイスリフト(マイナーチェンジ)モデルを発表。
メルセデス・ベンツは今年に入って相次ぎ各モデルにアップデートを施していますが、その手がAMG専売モデルにも及んできたということになりますね。
なお、メルセデスAMG GT 4ドアクーペのアップデート内容は(ほかのメルセデス・ベンツ同様)さほど大きくはなく、しかしフロントグリルが大型化したのは見逃せないポイント。
こちらはオプションの「V8スタイリングパッケージ」を装着した状態ですが、これを装着するとフロントグリル下部に「追加の」エアインテークが採油され、バンパーサイドにはデフレクターが装着されることに。
なお、BMWは一部車種にてフロントグリルを巨大化させ、それがかなりな批判を浴びていることはメルセデス・ベンツも承知の上だと思われ、しかしBMWは炎上商法よろしく「批判と論争によって注目が集まり、売上が伸びた」ともコメントしているので、メルセデス・ベンツも話題を喚起する手段に出たのかもしれません。※別途、さらにその外観をアグレッシブにするエアロパッケージが用意され、これを装着するとフロントスプリッター形状が変更され、エアロフリックが追加される
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全体的なスタイリングはV8モデルをイメージ
今回アップデートを受けるのは6気筒エンジンを搭載するGT43とGT53のみであり、しかし全体的にはV8モデルからインスピレーションを得た(外観上の)改良が施され、V8スタイリングパッケージを選択するとさらにその傾向が顕著に。
こちらはV8スタイリングパッケージパッケージ装着車のリアですが、ディフューザーがやや大型化しています。
一方、こちらは「ノーマルの」メルセデスAMG GT53。
フロントグリルの下に「ヒゲ」はなく、しかしV8モデルからデザインを拝借していることがわかります。
フロントグリル、そしてインテーク面積が拡大していて、メルセデス・ベンツいわくそのデザインは「ジェットウィング・プロファイル」を取り入れたものであり、この開口部によって、ブレーキやクーラーに直接空気が流れるようになったと主張しています。
なお、「ノーマル」のフロントスプリッターは、クロームパッケージの一部としてハイグロスクロームが採用されており、これはAMG GT 4ドアクーペの性格が「ラグジュアリー」寄りに修正されたということを意味するのだと思われますが、カーボンファイバーパッケージを選択することでその印象をスポーティーに振ることもできるようですね。
残念ながらメルセデスAMG GT43 / GT53のエンジンは「変化なし」
このほかのエクステリアの変更はアナウンスされておらず、新色として「オパライトホワイトメタリック」を指定する事が可能となっており、しかしホイールの変更も無いため、今回のフェイスリフトは「最小限」だと捉えることも可能です。
実際のところ、メルセデス・ベンツはこれらに搭載される6気筒エンジンに手を加えていないので、もはやガソリンエンジンにコストを投じるつもりはない(電動化に集中)という意思を汲み取ることも可能。
インテリアだと、AMG GT43 / GT53ともにMBUXインフォテインメント・システムがAMG専用のグラフィックとともにアップデートされ、新、GT 43とGT 53の両方に電動サンルーフが標準装備、さらには後席用のワイヤレス充電パッドも選択できるように。
さらにはオプション扱いとはなるものの、Burmesterサラウンドサウンドまたは3Dサラウンドサウンドシステムを選択した場合、Dolby Atmosが標準装備されるようになった、とアナウンスされています。
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