| 20台限定の「メルセデス・ベンツ プロジェクトGクラス・パストIIフューチャー」の価格は現時点では発表されておらず、販売方法も不明である |
その限定台数はあまりに少なく、おそらくはもうオーナーが決まっているのかも
さて、メルセデス・ベンツはファッション業界人のコラボレーションを進めており、これまでにもモンクレールやオフホワイトとの共作を発表してきましたが、今回はア・ベイジング・エイプの創業者そしてデザイナーのNIGO、さらにはここにモンクレールが加わっての「トリプルコラボ」Gクラスがリリースされることに。
なお、今回の「メルセデス・ベンツ Gクラス x モンクレール by NIGO パスト II フューチャー」は先に発表されたモンクレールとのコラボ「プロジェクト・モンドG」ほど奇妙なルックスを持っておらず、ある意味では「現実的」。
そして実際にメルセデス・ベンツはこのクルマを市販バージョンへとアレンジした「 プロジェクト Gクラス パスト II フューチャー(下の画像)」を20台のみ発売する、とアナウンスしています。
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メルセデス・ベンツ Gクラス x モンクレール by NIGO パスト II フューチャーはこんなクルマ
そしてまずはワンオフモデルのアートカーとして「メルセデス・ベンツ Gクラス x モンクレール by NIGO パスト II フューチャー」を見てみると、クラシックGクラスのカブリオレをベースに、オリーブグリーンとグレーで塗装され、これらカラーの移行は、Aピラーに合わせた対角線上で行われるという斬新さ。
そしてもともとのファブリックトップは、取り外し可能なダウンジャケット風のカバーへと置き換えられ、ここがまさに「モンクレール」というわけですね。
リアセクションにはゴールドのロールケージが取り付けられており・・・。
後端にはスピーカーが取り付けられていますが、サウンドシステムは音響エンジニアのデヴォン・ターンブルが手掛けた90年代のブームボックス風。
ただしこのロールケージは取外すことが可能であり、フロントスクリーンは可倒式。
フロントシートとリアシート(ベンチ)はブラックとグレーのチェック、そしてリヤタイヤカバーにはモンクレールのロゴ。
シートベルトにはオレンジが用いられ、これはフロントフェンダー上のウインカーのカラーともマッチしていますね。
メルセデス・ベンツ プロジェクトGクラス・パストIIフューチャーはこんなクルマ
そして市販バージョンのプロジェクトGクラス・パストIIフューチャーを見てみると、こちらのベースは現行のG450dとG550をベースとしており、残念ながらオープンでも2ドアでもなく大きなタイヤも装着されませんが、そのカラーリングはGクラス x モンクレール by NIGO パスト II フューチャーをトレースしています(この塗り分けは今後はやるかもしれない)。
ホイールはマットブラック、そして他の変更点だとウィンドウ周囲やバンパーの(レトロな)ブラック仕上げ、側面のバンパーガードやフェンダーもブラック仕上げ。
内装ではチェック柄の生地がシートに採用されており、ダッシュボードのグラブハンドルには「Past II Future」の文字が記されます。
「私にとって90年代は文化的・創造的観点から非常に影響力のある10年でした。エレクトロニック音楽やヒップホップのシーンが都市的なキャラクターの新たな表現として生まれました。その雰囲気とエネルギーを、現代の新しい時代に合わせてプロジェクトGクラス・パストIIフューチャーのデザインに取り入れたかったのです。」
ファッションデザイナー、音楽プロデューサー、クリエイティブディレクター NIGO
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参照:Mercedes-Benz