>ポルシェ(Porsche)

無いから作ってみた!本来は存在しない「ポルシェ911 GT3 RSカブリオレ」を米ショップが純正パーツを用いて製造し、現在絶賛販売中

2021/07/05

ポルシェ911GT3RSのオープン

| ベースは通常の911カレラSカブリオレ、これに911GT3 RS用のパーツを組み入れる |

かかったコストは2200万円以上、どれくらいの時間を要したのかはわからない

さて、世の中には多数の「なければ作ればいいじゃない」的カスタムカーが存在しますが、今回は(実際には存在しない)ポルシェ911GT3RSのオープンモデルを作ってしまったショップが登場。

911GT3および911GT3RSはモータースポーツと深く関係し、サーキット走行を主眼においたクルマなので(参加するカテゴリが存在しない、そして強度的にも不利な)カブリオレが存在せず、しかしカリフォルニアのウイックド・モーターワークはこれを不服とし、自分たちで911GT3RSのオープンモデルを作ってしまったということになります。

911GT3 RSカブリオレを作る方法は「2つ」

なお、存在しない911GT3RSカブリオレを作る方法は2つあり、1つ目は911GT3RS(クーペ)のルーフをぶった切ってオープン化すること、もうひとつは911カブリオレの外観を911GT3RSにコンバートすること。

ただし希少価値の高い、そしてコストも高い911GT3RSを購入してルーフを切ることは「自殺行為にも等しく」、そしてもちろんこのショップはそれをよく理解しており、誰もが選ぶであろう「911カブリオレを911GT3RS化」するという手法を採用しています(加えて、ルーフをカットして補強を行ない、そこへルーフ開閉機構を収めるのは並大抵の苦労ではない)。

Porsche-911-GT3-RS-Cabriolet-1

そしてこの911GT3RS”カブリオレ”の外装に採用されているパーツはいずれも「ポルシェ純正、911GT3RS用」だそうで、フロントおよびリアバンパー、フロントフード、ロッカーパネル、クォーターパネル、ルーバー付きフロントフェンダー、エグゾーストディフューザー、センターエグゾースト、リアウイング、サイドエアインテーク、各種カーボンファイバーパーツなどを装着済み。

Porsche-911-GT3-RS-Cabriolet-4

フェンダーは前後とも拡大されているため、911カレラ用ホイールだとタイヤがフェンダー内に隠れてしまう「バレリーナ」状態になってしまい、よってフロントには20インチ、リアには21インチのHRE社製ホイールを装着。

Porsche-911-GT3-RS-Cabriolet-7

ホイールのカラーはマットブラック、タイヤにはミシュラン社製パイロットスポーツ4Sを選択しています。

911GT3RS「カブリオレ」のインテリアも張替え済み

そしてこのポルシェ911GT3RSカブリオレのインテリアも外装同様にカスタムされることになり、ブラックレザーにレッドのアルカンターラへと張替え済み。

ヘッドレストにはショップのロゴも入ります。

Porsche-911-GT3-RS-Cabriolet-9

なお、エンジンについてはノーマルのままで、3.8リッター・フラットシックスが搭載され、その出力は400馬力。

改造費はトータルで2200万円以上だとされますが、相当な力作だということになりますね。

ポルシェ911GT3RSカブリオレを紹介する動画はこちら

合わせて読みたい、「本来存在しないポルシェ911」関連投稿

なければ作ればいいじゃない。ポルシェ911タルガGTSを「911GT3 RS風」にコンバートしたチューナーが登場

| さらにはタービンまでも交換 | McChipが何を思ったか、ポルシェ911タルガをハイチューン。 ベースは911タルガ4GTSとなり、これにカスタムタービン、ダウンパイプ、パフォーマンスチップ、カ ...

続きを見る

フロントウインドウだけで550万円!存在しないはずの993世代「911スピードスター」を自分で作ってしまった男

| ここまで細部に手を入れたポルシェ911を他に知らない | 993世代のポルシェ911をベースに「911スピードスター」を作った男が登場。ポルシェ911スピードスターは964世代そして997、991 ...

続きを見る

参照:PCARMARKET Listings Video

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ポルシェ(Porsche)
-, , , , , , , ,