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ボディカラーはポルシェ911の30周年「ヴィオラ30」!英国Theon Design(テオンデザイン)による911のレストモッドが妖艶かつ美しすぎた

ボディカラーはポルシェ911の30周年「ヴィオラ30」!英国Theon Design(テオンデザイン)による911のレストモッドが妖艶かつ美しすぎた

| シンガー・ヴィークル・デザインの影響が見え隠れするが、その方向性には相違もあるようだ |

テオン・デザインでは軽量性を最重要視し、現代的な味付けも見られる

さて、ポルシェ911のレストモッドは今が花盛りといった感じですが(ただしまだまだ大きなブームが来るかもしれない)、やはりそのブームの火付け役はシンガー・ヴィークル・デザインかと思います。

そしてその後には同社に強い影響を受けたプロジェクトがいくつか登場していますが、今回紹介する英国のテオン・デザイン(Theon Design)もそのひとつであり、この美しいパープルの911はチリの顧客に納車される一台なのだそう(CHI001と命名されている)。

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テオン・デザイン製ポルシェ911はこんな仕様を持っている

このポルシェ911レストモッドは964世代の911をベースとしており、ベアシャーシ状態にまで完全に分解のうえ、「フルレストア&フルカスタム」が施されていると紹介されていますが、ボディパネルのほとんど(ルーフ、ボンネット、エンジンカバー、スポイラー、バンパー、シルカバー等)にカーボンファイバーを使用しているようですね。※逆にカーボンファイバー製でないのは、スチール製のドア、そしてケブラー製のホイールアーチライナーのみ

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ボディカラーに使用されているパープルは「ヴィオラ30」という名称を持ち、これは1993年に発売されたポルシェ911の30周年記念モデルに用いられたカラーだと紹介されています。

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なお、外装の仕様を見るに、シンガー・ヴィークル・デザインと提携しているんじゃないかというほどの類似性を持っていて、くだんのカーボンファイバー製パーツ、初代911風のルックス、ゴーストストライプ、ダックテール形状を持つリヤスポイラーなど。

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このフックス風デザインを持つホイール(17インチ)もそういった類似点の一つですね。

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一方でシンガーとの相違点やオリジナリティを発揮しているところも多くあり、ドアミラー形状は更に鋭くなり、ドアスキンマウントとなっています。

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こういったベアカーボンの演出、そしてカーボン製シャフトなどもテオン・デザインならでは。

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エンジンフード形状もシンガー・ヴィークル・デザインの製品と似ていますが・・・。

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その内側やリフト方法はシンガーとは異なる独自の方法。

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エンジンルームも簡素な仕様を持っており、ヒンジ等もシンガーに比べると装飾性が排除され、見たところ芸術性よりも軽量性を重要視しているようにも思えます。

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加えて運動性能に注力しているのもテオン・デザインならではの方向性で、TracTive製のアクティブ・コントロール・エレクトロニクスサスペンションシステムが装備されるのもその現れだと言えるかもしれません。

これは多軸Gセンサーによって制御され、乗り心地を向上させることができることに加え、ブレーキング時の安定性が向上し、コーナー進入時の挙動が落ち着き、駆動輪により多くのトラクションを発生させることができる、とされています(5種類に減衰力モードを切り替えることができる)。

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そのほか配線の軽量化、軽量エアコンの搭載によって車体重量はわずか1,164kgに収まっている、とのこと。

ちなみにエキゾーストパイプは左右4本出し。

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搭載されるエンジンは4.0リッター自然吸気6気筒、そして最高出力400馬力、最大トルクは474Nm(このスペックはシンガーと同じ)、さらには独立したスロットルボディ、カーボンファイバー製インテークシュラウドも装備(エンジンルーム内にはレザーの装飾は見当たらない)。

ちなみにトランスミッションは993用の6速マニュアル、ウェーブトラック製リミテッドスリップデフを介して後輪を駆動します。

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ちはみにフロントトランク内はパープルのレザー張り。

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レザーは立体的に仕上げられ、タワーバーには編み込みレザーが巻かれます。

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テオン・デザイン製ポルシェ911レストモッドのインテリアはこうなっている

そしてこちらはテオン・デザイン製ポルシェ911「CHI001」のインテリアですが、やはりシンガー・ヴィークル・デザインの影響を色濃く受け、しかし「似て非なるもの」。

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レザーのカラーはボディカラーとシンクロするパープルですが、ややトーンが抑えられ、そしてヴィンテージ調の表面処理を持っています。

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側面の内張りにはダイヤモンドステッチ、しかしシートのセンターには編み込みレザーとストライプ。

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メーターリングやメーターの文字盤は非常にシンプル。

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ダッシュボードにはシンガー同様のウーブンレザーが貼られ、しかしヘッドユニットの代わりにはスマートフォンを用いるようですね。

ちなみにワイヤレススマートフォンチャージャー、Bluetooth接続、Focalアンプ/スピーカーを装備している、とのこと。

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全体的に見て、シンガーに比べると軽量シンプル、そして現代的な一面を持つのがテオン・デザインによるポルシェ911レストモッドの特徴だとも言えそうです。

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参照:Theon Design

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