ポルシェの仏法人が「ナゾの新型911」のティーザー画像を公開。6月29日発表、おそらくはル・マンにてはじめて勝利したポルシェ356SLへのオマージュモデルか

｜　ポルシェはこれまでにも世界各地の独立企画にて様々な911の限定モデルをリリースしている　｜

今回のポルシェ911については、おそらく「フランス国内限定」となりそうだ

さて、ポルシェ・フランスが公式ツイッターにナゾの911の画像を公開し、「新型911のバリエーションまたは特別仕様車」の発表を示唆することに。

この新しいポルシェ911はル・マン・クラシックが開催される6月29日にデビューする予定だそうですが、その奥には1951年のル・マン24時間レースにて1,100ccクラスを制したポルシェ356SLが写っており、このレーシングカーへのオマージュモデルとなる可能性が高そうです。

新型ポルシェ911ST、もしくはフェイスリフト版ではない

なお、ツイッター上には、フォトショップにてこの画像を明るくしてみたユーザーも登場し、しかしそれを見てみても「レギュラーモデルの911と構造的に変わりはない」ように見え、よって発表が近いとされる911ST、そして後期モデル（フェイスリフト版）の911でもないように見受けられます。

となると、（ポルシェのフランス法人が公開した、というところを考慮しても）この車両はフランス国内限定の「現地インポーターが企画した」モデルということになりそうですが、これまでにもポルシェは世界各地向けに様々な限定モデルを発表しており、つい先日はタイ向けとして「7色の」カラーを持つポルシェ911の限定シリーズを発表したばかり。

そして良く見られるのが、「その国や地域にてポルシェが展開をはじめた何周年」という記念限定モデル。

加えて、その国で活躍したレーシングドライバーを称えるというシリーズもよく見られます（日本でも、1967年の日本グランプリで優勝した生沢徹がドライブしたケイマンGT4の特別仕様車が公開されている）。

ポルシェはどの自動車メーカーよりもル・マンにて多くの勝利を収める

なお、ポルシェはル・マン24時間レースにおいて「もっとも多くの勝利を収めた」自動車メーカーとしても知られており、その数は「19回」。

その次はアウディの13回、次いでフェラーリの10回となっていますが、ポルシェの19回というのは圧倒的で、かつクラス優勝まで含めると108回にまでその数が増加します。

ただ、先に開催された100周年記念となるル・マン24時間レースでは総合9位という非常に不本意な結果にとどまっていて、おそらく来年はさらに強固な体制にてル・マンへと臨み、その優勝記録を伸ばすべく準備を進めているものと思われます。

合わせて読みたい、ポルシェ911の限定モデル関連投稿

参照：Porsche France（Twitter）