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ルーフが「空冷ポルシェ911へのラブレター」、RUFトリビュートを発表。見た目はクラシック911、中身はカーボンシャシーにプッシュロッドサス、出力は543馬力

2023/08/20

ルーフが「空冷ポルシェ911へのラブレター」、RUFトリビュートを発表。見た目はクラシック911、中身はカーボンシャシーにプッシュロッドサス、出力は543馬力

| なんども言うが、ルーフはポルシェのチューナーではなくれっきとした自動車メーカーである |

ボディカラーはポルシェ911設計者の愛した「オークグリーンメタリック」

さて、今年で活動開始60周年を迎える「ルーフ」。

ポルシェのチューンから事業をはじめ、その後にポルシェに認められることで未組立のボディやパーツなどの供給を許され、それらを使用しつつも自社開発によるパーツを組み込むことで超高性能車の組み立てを行う”自動車メーカー”にまで成長しています。

ただ、その外観が「ポルシェ」のイメージを色濃く残したままとなっており、よって未だに「ポルシェのチューナー」と評されることが多いのが悩みのタネなのかもしれません。

ルーフは積極的にニューモデルを発表

そして上述の通り今年はルーフにとってのメモリアルイヤーなのですが、ルーフはすでに「CTR3 EVO」「Rスパイダー」を発表しており、そして今回追加で発表したのが「ルーフ(RUF)トリビュート」。

このルーフ・トリビュートは911誕生60周年を記念した特別なクルマであり、さらにルーフいわく「空冷ポルシェ911へのラブレター」として誕生したクルマだといい、初期の911のスタイリングを持ちつつも543馬力 / 6,750rpmを誇る3.6リッター空冷ツインターボ・フラットシックスを組み合わせていることが最大の特徴です。

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なお、このボディカラーについては言及がないものの、おそらくはポルシェ911の設計者、フェリー・ポルシェが乗っていた「オークグリーンメタリック」の911へのオマージュかと思われます。

ポルシェ

参考までに、ポルシェ一族は大変グリーンを気に入っていたようで、このほかにも「グリーンの911を愛した」創業者一族も複数名存在するようですね。

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ルーフ・トリビュートはこんなクルマ

このRUFトリビュートにつき、見た目はクラシックな911そのものではありますが、シャシーはルーフが2017年に発表した「新CTR」をベースにしており、カーボンファイバー製モノコックにアルミ製サブフレーム、さらにはスペースフレームを組み合わせたという「スーパーカー並みの構造」を持っています。

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よってサスペンションはこんな感じで「(ダブルウィッシュボーンと)プッシュロッド」が採用されているわけですね。

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そのほか、エンジン関係だと、ビレットアルミニウム製シリンダーヘッド、空冷車初の4カム3バルブ技術、VVT、ドライサンプ、ツイン・インタークーラー、ボッシュ製電子制御エンジン・マネジメント・システム、フライ・バイ・ワイヤ・スロットル、高電圧イグニッションコイルなどが挙げられ、さらに各シリンダーには独自のエンジンノック制御システムが搭載され、各シリンダーの燃料供給とスパークを調整することが可能だとされています。

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外装だとLEDヘッドライトや・・。

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新デザインのLEDテールランプも。

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可能な限りなめらかな(ドアハンドルもフラッシュマウント)ボディ表面が形作られ・・・。

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リアフェンダーには「ルーフらしい」エアインテークも。

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インテリアも一見すると空冷時代の911のようですが・・・。

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基本的にすべてが新しく作り直され、カーボンファイバーなど限定的な素材も盛り込まれています(このルーフ・トリビュートのボディもほとんどがカーボンファイバーにて構成されている)。

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一方でシートはちょっと理解が難しい珍妙な形状。

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(ルーフ創業者の息子)アロイス・ルーフJr.によると「RUFでは、常に革新を続けながら、伝統とルーツに忠実であることを信条としています。私たちの新しいRUFトリビュートは、RUF社内の設計による、モダナイズされた空冷エンジンを搭載し、私の最初の愛車である象徴的なポルシェ911への感謝の気持ちを表しています。RUFの新型車はすべて、過去と現在の要素を完璧に融合させながら、あらゆる面でのパフォーマンスを押し上げています」とのこと。

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