ミュンヘンに「巨大なポルシェ911」が登場。内外ではポルシェの過去と現在、未来を結びつける展示がなされ、911S/TやミッションXも

｜　最近のポルシェはなにかとこういった「巨大な構造物」に力を入れている　｜

ぜひ日本でもこういった展示を行ってほしいものだが

さて、ミュンヘンにて開催された今年のIAAモビリティショーにて、ポルシェが文字通り”大きな存在感”を示すことに。

ポルシェはなんとその会場付近に巨大な911の形をした屋外展示スペースを作り、その中にクラシックモデルや現行モデル、限定車に加えてコンセプトカーを展示しています。

なお、展示エリア全体の面積は1000平方メートルにも及ぶ、とアナウンスされており、かなり大規模な展示となったようですね。

ポルシェのIAAにおけるブースはこんな感じ

そこでこのポルシェのブースを見てみると「まんまポルシェ911」。

ちゃんとクワッドLEDヘッドライトも再現されています。

フロントのエアインテークが入口になるという面白いデザイン。

ルーフラインやテールもまさに911そのままであり、ブレード形状を持つ「一本物の」LEDライトバーも再現（発光しているように見える）。

ポルシェのエクスペリエンシャル・マーケティング責任者であるラグナー・シュルテ氏によれば「このオブジェは、何よりもまず、世界中の911の象徴的なイメージを形成してきたエンスージアスト、ファン、顧客の多くのストーリーと経験を象徴するものです」。

来場者は、会場に設置されたフォトボックスにて巨大な911と写真を撮ることができ、ポルシェのスタッフがゲストのポラロイド写真を撮ってくれるというサービスもあるもよう。

ブース内にはポルシェ各世代のモデルも

このブースの中には過去と現在、そして未来とを結びつける展示がなされ、空冷世代のポルシェ911や・・・。

最新の限定モデルであるポルシェ911S/Tも。

これは911のデビューイヤーにちなんだ1,963台の限定車で、GT3ツーリングとGT3 RSの要素を組み合わせ、公道走行に特化したハイパフォーマンスモデルです。

992世代の中ではもっとも軽く、トランスミッションは6速マニュアルという「軽量シンプル」をコンセプトとしたモデルですね。

こちらはポルシェの「未来」、ミッションX。

ピュアエレクトリックパワートレインを搭載し、ニュルブルクリンクにてガソリン車を超えるタイムを記録することを目指し開発が進められることになるものと思われます。

そのほかは自転車の展示も。

ポルシェはマイクロモビリティ会社を買収しており、自動車以外の業界にも積極的に進出しようとしており、今後は「自動車以外の」ポルシェの乗り物が増えてくるのかもしれません。

合わせて読みたい、ポルシェ関連投稿