
| モータースポーツ直結、ただでさえ販売に際しては赤字だったとされる959にオープンモデルを望むことは難しかったのかも |
それでも当時のオープン人気を考慮すると、ポルシェは959をオープン化しても「モトが取れた」可能性がありそうだ
さて、ポルシェ959は1980年代後半〜1990年代前半におけるスポーツカーのアイコンのうちの1台だということに異論を唱える人はいないかと思います。
そのルーツはダカールラリーに出場した「953」にあり、その後「959」へと発展してすることになりますが、そこに採用される技術はポルシェの総力を結集したものであり、この技術を問う一台として1986年に限定台数にて販売がなされることに。
ポルシェ959は限られた仕様でしか生産されなかった
当初は「限定200台」にて発売されたものの、その人気は非常に高く、結果的には282台が生産され、しかし「右ハンドルが生産されなかった」「最大市場であるアメリカで販売するために規制を満たすよう調整をしなかった」など、ごく限られた仕様でしか生産されなかったことが知られています。
加えてバリエーションは「コンフォート」と「スポーツ(29台しか存在しない)」のみにとどまっていて、もちろんクーペ以外のバリエーションは存在しないものの、当然ながらイマジネーションに限界はなく、今回はCGデザイナー、アビメレックデザインがポルシェ959「タルガ」のデザインを作成し自身のFacebookページに公開しています。

その画像を見ると「まさにポルシェのタルガモデル」。

大きなリヤウインドウ、特徴的なタルガバー(もともとこれは米国の法規制を満たすために設けられたものだとされる)を備えていますね。

なお、広く知られているとおり、「タルガ(Targa)」の名はイタリアにて開催されていたロードレース「タルガ・フローリオ(Targa Florio)」に由来するもので、ポルシェはこのレースから「タルガ」の命名を行ったわけですね。※この際、「フローリ(Flori)」という名称も検討されたが、結果的に「タルガ」が選ばれている

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ポルシェは1950年代にタルガ・フローリオに参戦しており、ここで多くの勝利を獲得していますが、1956年に「タルガ」の商標を取得し、1966年に初代911タルガが誕生しています。

初代911、964における「タルガ」はこの画像のような湾曲したリアウインドウ、そしてタルガバーにデタッチャブルルーフを持つものの、993と996、997世代の911ではスライディングルーフを採用しており、これらは雰囲気的に「大きなサンルーフを装着したクーペ」。

ただし991世代(7代目911)では、ガバっと(自動で)開くリアウインドウを採用することにより、初代タルガ同様に「サイドウインドウの上にピラーが残らない」構造を採用し、この構造は992世代でも継続されて現在に至ります。

このレンダリングを見る限り、おそらくはデタッチャブル構造を採用しているものと思われ、しかし「タルガバー」が金属調でないのはちょっと残念。
ただしボディカラー同色のデュッシュホイールを装着するなど「独自の解釈を与えている」ことも確認でき、これはこれでまた魅力的な作品だと思います。※あえて画質を「当時風」に見えるようにザラつかせているところが面白い

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