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ポルシェミュージアムは開館から15周年、2023年には過去最高の来場者を記録。単にクルマを展示するだけではなくポルシェの過去や情報の保管庫としての役割も果たすことに

ポルシェミュージアムは開館から15周年、2023年には過去最高の来場者を記録。単にクルマを展示するだけではなくポルシェの過去や情報の保管庫としての役割も果たすことに
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| さらにポルシェミュージアムは世界中で開催されるイベントに車両を貸し出すなどポルシェの啓蒙活動にも力を入れている |

メディアや研究者、各方面からの「問い合わせ」に対応するのもポルシェミュージアムの仕事である

さて、ポルシェが「ポルシェミュージアムが開館から15周年を迎え、2009年1月31日の開館以来、世界中から約600万人(正確には5,824,325人)の訪問者を迎えた」と発表。

ポルシェはこの博物館について「ポルシェの歴史を裏付けるもので、印象的なコレクションや会社のアーカイブからの包括的な知識を保存するだけではなく、 それはすでにポルシェの歴史の重要な部分である」と述べています。

そしてこの15年の間には多くの著名人も訪れており、パリス・ヒルトン、バックストリート・ボーイズ、ウラディミール・クリチコ、アーノルド・シュワルツェネッガー、マリオ・バース、パトリック・デンプシー、AC/DC、ピーター・マフェイ、ウド・リンデンバーグ、ゲオルグ・ハックルといった面々も。

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2023年、ポルシェ・ミュージアムは「来訪者記録」を樹立

加えてポルシェは「2023年には535,613名の訪問があり、開館した年の511,513名から大きく訪問者記録を伸ばした」とも述べ、以下の通り感謝のメッセージを記しています。

昨年を私たちにとって特別な年にしてくれたすべてのファンと愛好家に感謝したいと思います。2023年はポルシェがスポーツカーの製造を開始して75周年という記念すべき年でしたが、その関連イベントのおかげで、ツフェンハウゼンへ(ポルシェミュージアム所在地)の訪問者数は前年より54%増加しました。 多くのインタラクティブな展示要素と最先端のプレゼンテーション技術により、博物館への訪問はあらゆる年齢層のゲストにとってスリリングな体験になったと思います。

ポルシェ ヘリテージ&ミュージアム責任者 アヒム・シュタイスカル
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ポルシェ ヘリテージ&ミュージアム責任者、アヒム・シュタイスカルによれば、この博物館の役割は「過去を振り返り、未来に目を向けながら、パフォーマンスとデザインに対するブランドの情熱を伝えること」だといいますが、ポルシェ ミュージアムは、歴史的な車を展示し、その歴史を記録する場所であるだけでなく、定期的に変更される展示や特別展示を通じ、ブランドの文化的重要性と伝統に敬意を表す生活空間でもある、とのこと。

ポルシェ ミュージアムの 15 周年は、ブランドを形作ってきた歴史、革新性、情熱に敬意を表するものでもあります。 ポルシェ ミュージアムは、ブランドの価値観と精神を未来の世代に保存することで過去を表現するだけではありません。 それはすでにポルシェの歴史の重要な部分であり、今後も引き継がれていくでしょう。

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なお、2024年は911ターボの誕生50周年記念の年となりますが、ポルシェミュージアムでは4月25日から28日まで「レトロ クラシック」イベントを開催し、そこでは911ターボの特別セレクションを展示する計画を持っているほか、7月30日からは「ターボ50周年」を記念した特別展を開く、とのこと。

加えてポルシェが世界中にて開催する「911ターボ50周年記念イベント」をバックアップするのもポルシェミュージアムの役割だといい、さらにはグッドウッド フェスティバル オブ スピード、モントレー カー ウィークにも博物館が所有する車両を送り込むこととなるようですね。

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メルセデス・ベンツ博物館からも祝辞が届く

ポルシェとメルセデス・ベンツとは本社所在地が比較的近く、これまでにも「両社の博物館を訪れると双方で入館料の割引が受けられる」などのキャンペーンが行われていますが、メルセデス・ベンツ博物館も以下の通り祝辞を述べています。

メルセデス・ベンツは、ポルシェ ミュージアムの15年間の成功を祝福します。 シュトゥットガルトに世界で最も有名な自動車博物館が2つあるのはとても幸運です。 ポルシェ博物館とメルセデスベンツ博物館は、あらゆる大陸からの訪問者を魅了する国際的な魅力を持つ旗艦です。 2つのブランドは何度も共通点を共有してきました。 1923年から1928年まで、フェルディナンド・ポルシェ(ポルシェ創業者)は世界的に有名なスリーポインテッド・スターブランドのテクニカル ディレクターを務めました。 1948年、ポルシェはシュトゥットガルトで自社のスポーツカーの生産を開始し、その後、両社間の協力関係が始まりました。 たとえば、伝説的なメルセデス ベンツ500Eはポルシェと協力して作られました。

メルセデス・ベンツ クラシック責任者 マーカス・ブライトシュヴェルト
メルセデス・ベンツ500E
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ポルシェ博物館とメルセデスベンツ博物館は同じ街にあり、訪問者にとって魅力的な魅力です。 そして、この2つの博物館は、自動車展示の共有など、健全で成功した協力関係を維持しています。 2016年からは、他の博物館への入場料が割引になるコンボ チケットを発行しています。 2023年、ブランドを超えたクラシックカーの交流会「クラシック&コーヒー」が開催されています。 そして、ポルシェ ミュージアムの小さなマスコットであるティナ ターボとトム タルガも、私たちを訪れるときはいつでも大歓迎です。

メルセデス・ベンツ博物館館長 ベッティーナ・オスマン
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そしてポルシェは「アーカイブ」についても触れており、これはポルシェの記憶であると同時に、ポルシェとの経済的、技術的、社会的、文化的なつながりを持つあらゆる情報の保管庫となっています。

歴史的な広報を目的としてブランドに関する知識を広げ、世界中のポルシェファンとの対話を維持するためのリソースだとされ、社内部門、ジャーナリスト、さらには科学、開発、モータースポーツ、会社の歴史に関する本の著者などから毎年6,000件を超える問い合わせがあるといい、これらの問い合わせに対して専門的知識を有する立場から回答してゆくわけですね。

私たちは自分たちを、過去の貴重な知識やイノベーションの管理者や管理者であるだけではないと考えています。 また、今日のイノベーションは明日の伝統となるため、私たちは未来にも目を向けているのです。

アーカイブ責任者 フランク ユング
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参照 / Photo:Porsche

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