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VWはこんな奇っ怪なコンセプトカーたちをリリースしていた!今見るとそれぞれの時代にあわせて未来を模索していたようだ

2021/09/20

VWはこんな奇っ怪なコンセプトカーたちをリリースしていた!今見るとそれぞれの時代にあわせて未来を模索していたようだ

| フォルクスワーゲンは小排気量から大排気量まで様々な方向性を模索してきたようだ |

そしてブガッティやランボルギーニの買収によってその計画を実現してきたようだ

フォルクスワーゲンは非常に長い歴史を持ち、今や自動車業界1、2を争うメーカーですが、その歴史の中では様々な方向性の検討がなされ、様々なコンセプトカーがリリースされています。

いずれもその将来の方向性の検討を行うために製作されたクルマたちであり、ここでいくつかを見てみたいと思いますが、まずは「ナニコレ」といったデザインを持つ「マッキモト(Machimoto)コンセプト」。

これは「マシン(4輪)」と「モト(2輪)」との合体バージョンということになりそうですが、フォルクスワーゲンGTIに積まれる直列4気筒エンジン(136馬力)を搭載したうえでバイクのようなタンデム式シートを持ち、ハンドルバーがステアリングホイール形状に変形するなどなかなかに面白い考え方を持っています。

ちなみに車両デザインは「イタルデザイン」だとされ、たしかに同デザイン事務所の「アズテック(1998)」とも共通する雰囲気を持っているようですね。※その後、フォルクスワーゲングループはイタルデザインを買収している

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このマッキモトコンセプトについてはもちろん製品化されることはなく、しかし1988年の「Obsession(オブセッション)」など、当時のイタリア映画に登場した模様。

なお、2輪と4輪との融合という考え方だと、BMWやホンダからも同様のコンセプトカーが発表されています。

フォルクスワーゲンは3輪車コンセプトも製作していた

そしてこちらは1986年の「VWスクーター・コンセプト」。

同社のFF用プラットフォームを使用していますが、3輪化によって車体重量は635kgに抑えられており、40馬力という非力なエンジンでも走行可能だとされています。

1986-VW-Scooter

なお、フォルクスワーゲングループは後にドゥカティを買収していて、2014年にはドゥカティのエンジンを積んだ「XLスポーツ」を発表しており、こちらにちては0−100キロ加速は5.7秒を誇り、さらにシザードアやラップタイマーも装備されている、とのこと。

おそらくはこの時代に「クルマとバイクとの中間」となる乗り物を開発することで、来たるべき環境規制に対応しようと考えていたのでしょうね。

2014-VW-XL-Sport

続いて1989年に発表されたのがフォルクスワーゲン・フッツーラ・コンセプト。

車間距離センサー、駐車支援機能、ブレーキ支援機能、ナビゲーションシステム、オンボードコンピューター、電動パーキングブレーキなどが搭載されていた先進的なクルマです。

量産には至らなかったものの、VWによれば、そのデザイン要素は量産型のID.3に再現されている、とのこと。

1989-VW-Futura

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フォルクスワーゲンはブガッティ・ヴェイロンの「祖先」となるコンセプトカーも発表していた

1997年に登場したのがW12。

さらに2001年に発売された「W12ナルド」は、フォルクスワーゲン製W型エンジンのテストモデルとして開発された最終進化形でシンクロAWDを搭載し、600馬力の出力を持ち、0−100キロまでをわずか3.5秒で駆け抜けることが可能だとされています。

2001-VW-Nardo-W12

こんなコンセプトカーもあった。スチームパンクなアウディ「ローゼマイヤー」

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生産こそされなかったものの、のちのブガッティ・ヴェイロンに影響を与えたことは明らかであり、このエンジンは他のコンセプトカーを含め、多くの(フォルクスワーゲングループの)モデルに搭載されることとなっています。

参考こんなコンセプトカーもあった。ディアブロのシャシーを使用したブガッティW18/3シロン

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なお、この頃フォルクスワーゲングループではひとつの異変が生じており、その異変とは「ベントレー、ランボルギーニ、ブガッティ」という大排気量ハイパワーエンジンを積むメーカーを次々買収したこと。

この買収に動いたのは当時のフォルクスワーゲングループCEO、フェルディナンド・ピエヒ氏ですが、その中でもブガッティは1998年に買収されており、よってこの「フォルクスワーゲンW12ナルド」計画はブガッティに引き継がれたと考えることもできそうですね。

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参照:CARSCOOPS

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