アルファロメオ・ジュリアのレストモッドに超ハードコアモデル登場。トテムの手掛ける「GTA モディフィカータ」は798馬力、その価格なんと1.8億円

｜　このトテム製アルファロメオ・ジュリアのレストモッドは「極限まで高められた」パフォーマンスと品質を持っている　｜

この仕上がりを見るに「1億8000万円」という価格にもうなずける

さて、2021年よりアルファロメオ・ジュリアのレストモッドを手掛けているトテム・アウトモビリ。

今回はカーボンファイバーむき出しのボディを持つハードコアバージョン、「アルファロメオ・ジュリアGTA モディフィカータ」を発表し、5台のみ限定、110万ユーロ（現在の為替レートにて約1億8000万円）に販売するとアナウンスしています。

トテム・アウトモビリ アルファロメオ・ジュリアGTA モディフィカータの出力は800馬力

このトテム・アウトモビリはイタリアのコーチビルダーであり、上述の通りアルファロメオ・ジュリアのレストモッドを手掛けていますが、そのクオリティは芸術品と呼ぶにふさわしく、エンジンはもちろん内外装のいたるところまでが「芸術品」と呼べる仕上がりを持つことでも知られます。

そして今回公開されたアルファロメオ・ジュリアGTA モディフィカータにつき、1960年代後半から 1970年代初頭にかけリリースされたアルファロメオ ジュリアGTAmを徹底的にオーバーホールして近代化したクルマではありますが、現実的にはほとんど原型をとどめておらず、ボディパネルはすべて軽量なカーボンファイバーへと置き換えられることに。

ノーズはメタリックブルー、それ以降はサテン仕上げのエクスポーズド・カーボンファイバーというすごみのある仕様を持っており、グリルフレームやホイール、ヘッドライトベゼルなどの金属パーツはブロンズ仕上げ、そしてランプ類はすべてLED化されています。

なお、ヘッドライトのハウジング内にはベントレーのナーリング加工のようなフィニッシュが施され、このクルマが「単に走行性能を追求しただけではない」存在であることを主張しています。

パフォーマンス面を見てみると、まずジュリアGTA モディフィカータに搭載されるエンジンは798馬力 / 730Nmを発揮する3.2リッターV6ツインターボ。

これに組み合わせられるのはシーケンシャルトランスミッションとリミテッドスリップデフ、そして駆動輪は後輪のみだとアナウンスされており、しかし残念なことに車体重量は現時点では非公開（エンジン単体の重量が165kgということについては言及されている。もしかするとパワーウエイトレシオは1くらいかもしれない）。

その他の特徴としては前後にダブルウィッシュボーンサスペンションを備えること、フロントには巨大なブレンボ製6ピストンブレーキ、リアにもやはりブレンボ製4ピストンブレーキ、そしてチタン製エキゾーストシステムが装着されていることが明かされています。

なお、見た目はとんでもなくスパルタンなクルマではあるものの、電動パワーステアリングシステム、調整可能なABSを備え、かつ3つのドライブモードも内蔵するというので、意外や「日常使い」にも問題がないのかも。

現時点では内装の画像は公開されていませんが、革張りのカーボンファイバーシートとサベルトレーシングハーネスが標準装備されているとのことで、これまでに公開されたほかのレストモッドの画像を見るに、まずこのジュリアGTA モディフィカータについても「間違いない」レベルの高品質なディティールが与えられていると考えて良さそうですね。

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参照：Totem Automobili