| おそらくは「こんな仕様もあったのか」と驚かされるフェラーリが展示されていることだろう |
この機会を逃せば「一生お目にかかれない」貴重なフェラーリばかりである
さて、フェラーリがムゼオ・エンツォ・フェラーリ(エンツォ・フェラーリ博物館)にて、「Ferrari One of a Kind(フェラーリ ワン オブ ア カインド)」と題された企画展示を行うとアナウンス。
これは文字通り「ワンオフモデル」を集めた展示であり、フェラーリ創業者、エンツォ・フェラーリの誕生日である2月18日に公開されています。
なお、この企画はちょうど1年後の2025年2月17日まで開催され、しかし「できるだけ多くのワンオフモデルを紹介したいので」期間中であっても展示物が変更されることについても言及されています(フェラーリはそんなに多くのワンオフモデルを保有しているのか・・・)。
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ちなみにですが、ぼくは今年10月にフェラーリ本社を訪問しようと計画していて(まだフェラーリ本社からファクトリーツアーの日程について連絡がないので日程並びに実際に行くかどうかは決まってない)、実際にマラネロを訪れるとなると、このエンツォ・フェラーリ博物館の訪問は「マスト」だと考えています。
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フェラーリ ワン オブ ア カインド展にはこんなフェラーリが展示されている
そこで現在の展示物についてフェラーリがいくつか紹介しており、まずこちらはフィアット創業者の孫、ジャンニ・アニエッリ(財政難に陥ったフェラーリを傘下に収め立ち直らせた”フェラーリの救世主”)のために作られた166MM。※架装を担当したのはカロッツェリア・トゥーリング・オブ・ミラノ
この166MMが公開されるやいなや、フェラーリに「特注」の依頼が相次ぐことになったという「元祖テーラーメイド」的な一台です。
こちらは美しいアメジスト色のボディカラーとロッソの「7」レターを持つデイトナSP3、そして右にはホイール含めてマットゴールドというとんでもないインパクトのモンツァSP1、左上には360「スピードスター(このクルマがどういった背景を持つのかは不明である)。
こちらはフェラーリのチーフデザイナー、フラビオ・マンゾーニ氏による812コンペティツォーネ・テーラーメイド。
内外装には手書きにて「機能や構造、デザインの意図」が記された特別モデルです。
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こちらは4台のみが製造された330GTCスペチアーレ。
そのほか、画像を見るとフェラーリ70周年記念のうちの1台として生産された488スパイダー「グリーンジュエル」、フェラーリのワンオフプログラム「フオーリ・セリエ」の中でも”最も開発に時間を要した”P80/Cに・・・、
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テスタロッサにはオープンモデルが存在しないものの、フェラーリはジャンニ・アニエッリのために一台のみを特別に製作しており、脚を痛めていた同氏のためにオートマチック・トランスミッションが積まれるという「特別中の特別モデル」です。※同氏はオープンモデルを愛しており、数々のオープンモデルを特別に製作させている
なお、ボディカラーはシルバーで、これはジャンニ・アニエッリ氏のイニシャル「GA」をもじったものだとされています(銀の元素記号がAGである)。
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ちなみに会場中央には「バーチャルコンフィグレーター」が設置されており、来場者はこれを使用してカラーはもちろん様々な生地や素材を選択し、自分だけのフェラーリを作り上げることができるようですね。
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参照:Ferrari