| アルファロメオのクラシックモデル、もしくはクラシックモデル風カスタムは非常に人気が高い |
ただしボクにはアルファロメオSZやRZを連想させる
さて、なんだかんだで人気が高いのがクラシックな世代のアルファロメオ。
具体的には1960−1970年代のジュリアといったクルマたちですが、これらは実車をレストモッドしたり、はたまたそれをテーマにした限定モデルもアルファロメオからじきじきに登場しています。
そして今回、トリノに拠点を置くエッレエッレ・フオーリセリエ(ErreErre Fuoriserie)が手掛けるのがジュリア・クアドリフォリオの「レトロカスタム」です。
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ジュリア・クアドリフォリオのレトロカスタムはこんなクルマ
そこでこのジュリア・クアドリフォリオのレトロカスタムを見てみたいと思いますが、これはジュリア・クアドリフォリオ50周年へのオマージュであり、1960年代の初代ジュリア・ティーポ105からインスピレーションを受けたもの。
ベースとなるのは現代のジュリア・クアドリフォリオで、これに「当時風」っぽいボディパーツを架装することになりますが、先週イタリアのサルデーニャ島で開催されたコンコルソ・デレガンツァ・オート・デポッカ・ポルチュ・クアチュ・クラシックにて実車が公開されたのだそう。
このボディパネルは開発に5000時間を費やしたというカーボンファイバー製で、フロントにはレトロなデザインを持つグリル、そしてそこへ丸型ヘッドライトが組み込まれています。
むしろ雰囲気はイル・モストロ
全体的にボクシーなスタイルを持ち、単なるレトロではなく未来っぽさすらも感じさせますが、SRやRZ(イル・モストロ)に通じる雰囲気もあるように思います。
ちなみにホイールは15個の穴がCNCフライス加工によって再現される19インチレトロスタイル。
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ルーフやリアフェンダー、トランクフードも完全に作り直されて「もとがジュリアだった」ことに気づく人は少なそうですね(ぼくもこのベース車を言い当てる自信はない)。
なお、ドライブトレーンについては変更はなく、搭載される2.9リッター・ツインターボエンジンはジュリア・クアドリフォリオと同じく510馬力 / 600Nmを発生し、トランスミッションは8速AT、駆動輪は後輪のみ。
エッレエッレ・フオーリセリエは、このアルファロメオ・ジュリアのレトロカスタムについて「祖母のドレスを着る孫娘」だと例え、加えて「レストモッド」と表現しているものの、むしろ逆に「レトロモッド」と言ったほうがいいのかも。
いずれにせよ、エッレエッレ・フオーリセリエが目指したのは「イタリアのクラフトマンシップと、最新の設計・施工技術の融合」だといいますが、現在のところこのクルマがワンオフなのか、それとも限定台数にて発売されるのかはちょっと不明です(現在のレストモッドブームを考慮すると、後者の可能性が高い)。
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