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ただでさえ特別なアルファロメオ8Cコンペティツォーネがザガートの手によって「さらに特別に」。ワンオフモデルの8Cドッピアコーダが公開

ただでさえ特別なアルファロメオ8Cコンペティツォーネがザガートの手によって「さらに特別に」。ワンオフモデルの8Cドッピアコーダが公開

参照:Zafato

| その流れるような美しさ、シームレスに結合した各パネルは「さすがザガート」である |

もちろん「ダブルバブル」そしてそのルーフと融合したリアセクションは健在である

さて、すでにリークされたとおりではありますが、ザガートがコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステにて「アルファロメオ8Cコンペティツィオーネをベースにしたワンオフモデル」を公開。

この魅力的なスーパーカーはイタリア人コレクターの要望によって製作された”1台限りの”プロジェクトで、ヴォルフガング・エッガーとダニエーレ・ガリオーネによってデザインされた8Cコンペティツィオーネ本来のボディラインを損なうことなく、真のコレクターズアイテムへと昇華させることに成功しています。

ザガートによる特別仕様のアルファロメオ 8C コンペティツィオーネはこんなクルマ

アルファロメオ 8C コンペティツィオーネは生産終了から8年を経ていますが、今回「8C ドッピアコーダ・ザガート」として生まれ変わり、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステの場にて初公開されることに。

ザガートはこのクルマについて「アルファロメオの伝説的モデルへの現代的な解釈における、最後のミッシングリンク」と紹介していますが、8Cコンペティツィオーネ同様にカーボンファイバーボディパネルを採用しつつ、他に類を見ない、そして8Cコンペティツィオーネ以上に驚異的なボディワークを持つに至っています。

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Image:Zagato

これは、ザガートのデザインハウスとコーチビルダーの卓越した技術の証と言え、ザガートCEO、アンドレア・ミケーレ・ザガート氏によれば「ボディワーク全体がオリジナルとは異なるものの、車名の由来でもあるリアエンドが最大の特徴」。

「ドッピアコーダ(Doppia Coda)」はイタリア語で「ダブルエンド」を意味しますが、これはカムテール(別名コーダトロンカ)と短く丸みを帯びたデザインとを組み合わせたことから採用された名称です。

「2024年のAGTZツインテールプロジェクトでは、ショートテールとロングテールを1台で切り替えられるというコンセプトを探求しました。これは実質的に1台で2台の車を提供するものです。8Cドッピアコーダでは、丸いテールと切り詰められたテールを1つのボディスタイルに融合させ、両方の機能的利点を維持しました。」

ザガートCEO アンドレア・ミケーレ・ザガート

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Image:Zagato

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さらにザガートのチーフデザイナー、原田則彦氏によれば以下の通り。※奇しくも(発表されたばかりの)フェラーリ296スペチアーレのリアサイドウイングもこれに近い構造を持っている

「カムテールは伝統的にエクストリームなレース志向のスポーツカーに使用されていると述べています。 しかし、8CのようなカーGTにそのまま搭載すると、テールが視覚的に重く感じられてしまうでしょう。その改題を解決するため、この『ウイングトロンカ』はこの車のために特別に開発されたのです。」

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現時点でザガートはパワートレインの詳細を明らかにしていませんが、オリジナルの8Cから引き継がれたフェラーリ製の「F136」型4.7リッターV8エンジンを継承すると推測され、このエンジンは、2007年から2010年の間に生産されたクーペ版8C(500台(とスパイダー版の8C(329台)に搭載されています。

8C ドッピアとロンカはコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステのイベント終了後すぐにオーナーに納車されるそうですが、「通常の」8Cコンペティツィオーネでさえ魅力的なライン、カーボン構造、自然吸気のフェラーリ/マセラティ由来のV8エンジンを備えるという宝石のような存在ではあるものの、8Cドッピアコーダのオーナーは「さらに特別な一台」を自身のガレージへと収めることとなるわけですね。

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