Image:Zagato
| ザガートのネームバリュー、オマージュ元、限定台数の少なさを考慮すると、AGTZ ツインテールザガートの価格は納得性の高いものである |
もちろんオーダー時には内外装の仕様を自由にオーダー可能
さて、ザガートが(プロトタイプながらも)AGTZ ツインテールザガートを公開。
これはアルピーヌA110をベースにザガートが手を加えたコーチビルド車両であり、往年の(ル・マン24時間レースを走った)アルピーヌA220へのオマージュという位置づけを持つスポーツカーです。
そして(プロトタイプでは)A220を彷彿とさせるカラーリング、そしてA220最大の特徴である”ロングテール”を再現していますが、「ツインテール」というネーミングを持つのは、このロングテールを取り外せる構造を採用しており、「ショートテールとローングテール」両方を一つの車両で再現することができるため。
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この発想はなかった。ザガートがアルピーヌA220へのオマージュとしてA110の「車体後部を脱着してロングテールにできる」ザガートAGTZ ツインテールを発表
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AGTZ ツインテールザガートはこんなクルマ
以前に公開されたAGTZ ツインテールザガートは「スケールモデル(モック)ではあったものの、今回公開されたのは「実車」。
一般公開はコモ湖にて開催されるフオリコンコルソとなりますが、生産台数はわずか19台に制限され、その価格はなんと70万ドル(現在の為替レートにて約1億1000万円)だとアナウンスされています。※最近のコーチビルド車両の新車価格はだいたい「億」単位が普通になってしまった
今回のプロジェクトはザガート、そしてラ・スクアドラとの協業によって進められており、ラ・スクアドラの創業者、ヤクブ・ピエトルザク氏によれば「私たちのプロジェクトは、自動車にさらに何らかの付加価値を求めている人々、路上で毎日見ることができないものを探している人々、芸術的なプリズムを通して自動車を見ている人々に捧げられています」。
さらにザガートはこのAGTZ ツインテールザガートにつき「2つの魂を持っている」とも述べ、もちろん最大のセールスポイントは「取り外しのできるリアエンド」。
このパーツはカーボンファイバーにて成形されており、カスタムメイドのトロリー(台車)を使用して取り外したり再取り付けしたりすることが可能です。
このテールピースは長さ50センチ、そしてもちろんリアエンドを延長する理由は高速走行時の安定性を向上させるためですが(実際に改善される数値、向上する最高速などは現時点では非公開)、このパーツを取り付けない場合はトロリーにディスプレイしておくこともできるのだそう。
一方、0-100km/h加速は5秒”未満”、最高速は250km/h”以上”であることはすでに公表済みとなっていて、おそらくは今後行われるテストを通じ、さらに正確な数字がリリースされることになりそうです。
なお、以前の発表では、今回オフィシャルフォトにて提供されているブルーとホワイトの個体、さらにはフランス国旗にちなんだ青、白、赤の「トリコロール」オマージュ カラーリングを施した車両も展示されるということだったので、数日内には別途追加での画像公開を期待できるのかもしれません。
現時点ではどれくらいの注文が入っているのかはわからないものの、現代において「アルピーヌとザガート」は非常に珍しい組み合わせもであり、多くの注目を集めることは間違いなさそうです。
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参照:Zagato