>フェラーリ

フェラーリF8トリブートのカーコンフィギュレーター公開。ボディカラーは28色、意外と内外装のカラーはシックだ

2019/05/11

| なおF8トリブートはもう完売らしい |

フェラーリがF8トリブートのオンラインカーコンフィギュレーターを公開。
今回よりカーフコンフィギュレーターが一新されていて、選択肢やその選択工程に変化があるようですね。

具体的には「シンプルに」なっていて、これまでに比較すると選べる内容がちょっと少なく(増えたものもある)なり、とくにインテリアにおいては大きく省略されているようです。
ただ、ディーラーにて使用しているコンフィギュレーターではこれまでどおりかそれ以上の選択が可能だと思われ、「オンライン上では不要な選択肢を削った」のだと考えられます。

参考までに、こちらは「ポルトフィーノ」のカーコンフィギュレーター。

なお、フェラーリF8トリブートのコンフィギュレーターの工程は9つ。
その内容を順番に見てみましょう。

1.ボディカラー

まずフェラーリF8トリブートのボディカラーは28色。
もちろん、これ以外のボディカラーはフェラーリのパーソナリゼーションプログラム「テーラーメイド」で選択でき、無限の幅があります。

f3

F8トリブートに用意されるボディカラーはこんな感じ。
ポルトフィーノの「27色」より一色プラスされています。

フェラーリというと「レッド(ロッソ)」というイメージがあるものの、こうやって見るとシルバー、ブルー、メタリックグレー系が多いことがわかります。

そしてランボルギーニやマクラーレンを連想させるオレンジやグリーンは少なめなのもフェラーリの特徴。

f1

参考までに、ランボルギーニ・ウラカンEVOのカーコンフィギュレーター、そしてボディカラーやインテリアカラーの一覧はこちら。
同じスーパーカーでもフェラーリとランボルギーニでは明確に差があることがわかります。

2.ルーフとエンジンベイ

この項目では「ブラックルーフ」と「カーボン製エンジンベイ」が選択可能。
日本ではこのカーボン製エンジンベイがスタンダードになるかもしれないと考えたりしますが、実際どうなのかは不明です。

この「2トーン」は458イタリアでも用意されていましたが、なかなかにエキゾチックだと思います。

フェラーリはランボルギーニやマクラーレンに比べると数センチ車高(ルーフ)が高く(北米市場に配慮している)、やや屋根が盛り上がって見えるということもあり、この「ブラックルーフ」はF8トリブートをスタイリッシュに見せてくれそうですね。

f2

3.ホイール&キャリパー

ホイールは二種類(両方とも20インチ)、そしてそれぞれ3つのカラーがありますが、すべてカラーが異なります。
よって、たとえば「鍛造ホイール」でブラックを選ぼうとすると選択肢がなく、ブラックを選びたければ自動的に「スタンダード」ホイールに(ただしブラックではなく”グリージョ”とあるので、実際は濃いグレー)。

ブレーキキャリパーはブラック、イエロー、レッド、ブルー、シルバー。
これもランボルギーニやマクラーレンっぽい「オレンジ」は選択肢に含まれず、フェラーリはかなり独特の「カラーに対する考え方」を持っているようです。

f5

4.ボディコンポーネント

こちらではボディに装着するパーツを選択でき、「エクステリアカーボンコンポーネント」が選択肢として用意されます。

おそらく、こまごまとした部位ごとの指定はディーラーもしくはテーラーメードにて可能なのだと思われます。

f16

5・エキゾーストパイプ

これはエキゾーストシステムではなく、テールパイプのフィニッシュですが、「スタンダード」「チタン」「スポーツ」の3種から選択が可能。

f6

6.インテリアカラー

そしてインテリアだと、シートが6種類、インテリアカラーは15種類。
インテリアカラーについてもイエローやグリーン、オレンジはなく「シック」なカラーが多く、一般的な「フェラーリ」のイメージとは相違があるようですね。

フェラーリは現在、過去のヘリテージを活用する戦略を採用していますが、「派手」よりも「シック」を目指したいのかもしれません。

f9

なお、フェラーリはダッシュボードの上下や、ステアリングホイール、バルクヘッドなどパーツごとに細かくカラー指定ができたり、ステッチやシートベルトなど細部のカラー選択が可能なはずなので、これもオンラインではなく「詳しくはディーラーにて」なのかもしれませんね。

f10

7.インテリアディティール

ここでは外装同様にカーボンパーツを使用した「カーボンインテリアアップグレード」が選択でき、助手席にもメーターが設置される「パッセンジャーディスプレイ」を選べます。

レブカウンターのカラーもチョイス可能となり、ブラック、シルバー、レッド、イエロー、ホワイトがラインアップ。

f12

8.カーペット

そして8番目はマットとカーペット。
マットは無地の「スタンダード」、そして「F8 Tributoロゴ入り」を選ぶことができ、カーペットのカラーは9色から。

f11

9.サマリー

そして最後はサマリー、つまり仕様のまとめ。
ぼくが選んだF8トリブートのボディカラーは「ジアッロ・モデナ(イエロー)」にブラックルーフ、ホイールは鍛造ダークカラー、ブレーキキャリパーはレッド、テールパイプはスポーツ(ブラック)。

f14

インテリアカラーはダークブルー(標準シート)、カーペットもブルー、メーターはイエローという仕様です。

f15

フェラーリを購入することがあれば、「ロッソコルサ」もしくは「ジアッロ・モデナ」を選ぶだろうと考えていますが、「ほかとあまり被らない」選択肢だとやはりジアッロ・モデナ。

ちなみにフェラーリのカンパニーカラーは実は「イエロー」でもあり、フェラーリのヘリテージを尊重してのチョイスでもあります(そしてぼくが黄色好きということもある)。

なお、フェラーリF8トリブートについては、実際にディーラーに「まだ注文できるの?」と聞いてみたところ「もう受注枠はない」とのこと。
F8トリブートは限定モデルではないものの、「最後の純粋なガソリンエンジン搭載V8モデル」ということで注文が殺到しており、すでに生産枠は全て埋まってしまったようですね。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->フェラーリ
-, , , , , , ,