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【525馬力・限定25台】アリエル・アトム 4RR登場。シビック・タイプのエンジン搭載、25年の歴史で最強スペックを誇る究極のサーキットウエポンが登場

【525馬力・限定25台】アリエル・アトム 4RR登場。シビック・タイプのエンジン搭載、25年の歴史で最強スペックを誇る究極のサーキットウエポンが登場

Image:Arielmotor

| 祝・25周年。アリエル・アトムが“史上最強”の4RRへ進化 |

エアロ強化+軽量設計でサーキット性能を極限まで追求

初代アトムのデビューから25年。

それを祝い英国の軽量スポーツカーブランド「アリエル」が、アトムシリーズの最新かつ最強モデル「アトム 4RR」を発表していますが、ぼくはこのアトム登場時の衝撃をアリアリとおぼえており、しかしまさかこのアリエルが25年も存続し、しかしアトムの姿形がほぼかわらなまま今日を迎えるとは思ってもみなかったというのが現実です。

デビューの舞台は、2025年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードを目前に控えたタイミングで、アリエルはこのモデルを“本気のサーキットドライバーのためのマシン”と称し、これまでのアトムの系譜を受け継ぎつつ、あらゆる面でアップグレードを施しています(ぼくからすると、これまでのアトムも本気のクルマだったのだけれど)。※現時点ではトップ画像の1枚のみしかアトム4RRの画像がリリースされておらず、残りは歴代アトムの画像

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Image:Arielmotor

搭載されるエンジンはホンダ・シビック Type R の2.0Lターボ(525馬力)

アトム 4RRの心臓部はホンダ製 2.0L直列4気筒 VTECターボエンジン。

ベースは現行のシビック Type R(K20C)用と同じではあるものの、インタークーラーの大型化、オイル/燃料システムの強化、そして内部構造の見直しによって、最大出力は525馬力・トルクは55.9kgm(406 lb-ft)にまで引き上げられています。

なお、この数値は過去の最強モデルであったアリエル・アトム V8(500馬力)すらも上回るものであり、まさにシリーズ最強というわけですね。

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Image:Arielmotor

外観もまた“戦闘モード”全開となっており、フロントにはF1マシンばりの巨大スプリッター、リアには特大のウイングを装備。

そしてコクピット背後には、巨大な吸気ダクトを2基配置し、ターボユニットへのエアフローを確保しています。

もちろん、アリエルの真骨頂である極限の軽量設計も健在で。フレームは露出型のスケルトン構造を持ち、ボディパネルは最小限。

ドライバーとマシンが一体となるダイレクト感がそのまま残されています。

アトム4RRの0-100km/hは推定2秒台前半。最高速度は約270km/hか

アリエルはまだ詳細なパフォーマンスデータを公開していないものの、ベースモデルの「4R」で0-100km/h加速2.7秒/最高速度約273km/hを誇ることから、4RRはこれを上回る可能性が極めて高く、推定では0-100km/h加速2.5秒以下、あるいはそれに近い数値となると目されています。

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Image:Arielmotor

限定25台のみ、価格は後日発表。対象は“真の走り屋”のみ

生産台数は世界限定25台と極めて希少な存在となり、価格は現時点で未発表ではあるものの、525馬力+専用エアロ+サーキット志向の装備満載というスペックから考えると、アトム 4R(英国価格:約10万ポンド=約2,000万円)を大きく超える可能性が大。

アリエルはこの4RRを“真の走り屋のためのマシン”と位置づけており、限定販売ゆえに購入者も相応に絞られることとなりそうです(もちろん、これまでのアトムも真の走り屋以外では手を出せない)。

結論:軽さ×パワーの哲学を極めた「アリエル・アトム 4RR」

アリエル・アトムの哲学は25年経っても変わっておらず、「とにかく軽く、速く、そして余計なものを一切排除する」。

その精神がこの最新モデル「4RR」にも貫かれており、一見するとシンプルなチューブラーフレームにしか見えない車体ではあるものの、その中身には本格的なレーシングカーの魂が宿っており、日本での正規導入は未定だとされるものの、もし見かけたら、それは“25年かけて進化したアトムの究極進化形”ということを認識する必要がありそうです。

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Image:Arielmotor

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参照:Arielmotor

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