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フェラーリがエアバッグ関連にて直近3度めのリコール。488、J50、F12tdf、カリフォルニアT、458スペチアーレ等186台が対象に

2019/07/26

| エアバッグ誤作動の可能性、最悪では乗員が負傷することも |

フェラーリがエアバッグ関連のリコールを発表。
ただし「タカタ」関連ではなく、エアバッグコントロールユニットの問題のようで、「誤作動の可能性がある」というもの。
これに関連した不具合はゼロ、実際に発生した事故もゼロ。
問題発見の同期は「本国からの情報」つまり本社からの連絡があり、日本市場でのリコールに繋がったということになりますね。

リコールの内容はこうなっている

フェラーリが今回、国土交通省に届け出た内容だと下記の通り。
改善対応としては「全車両、エアバッグコントロールユニットのシリアル番号を確認し、 該当する場合は当該ユニットを良品に交換する」としています。

エアバッグコントロールユニットにおいて、コンデンサー内のマイナス端子の接着が不適切なため、電圧が安定しないものがある。そのため、エアバッグ警告灯が点灯し、エアバッグ、シートベルトプリテンショナーが作動しないおそれがある。または、エアバッグ、シートベ ルトプリテンショナーが誤って作動し、最悪の場合、事故につながる、 または、乗員が負傷するおそれがある。

国土交通省

今回のリコールで対象となるのは「458スペチアーレ(4台)」「458スペチアーレA(15台)」「488GTB/488スパイダー/J50(88台)」「カリフォルニアT(57台)」「F12ベルリネッタ(21台)」「F12tdf(1台)」の合計186台。
製作期間については、モデルによって異なるものの、平成25年12月7日~平成30年6月4日、とされています。

フェラーリのリコールは過去にこんなものも

フェラーリは基本的にリコールの少ないメーカーですが、過去にもいくつか日本市場にて届け出がなされています。

直近だとエアバッグ関連のリコール(2,447台が対象)が出ていますが、こちらはフェラーリに責任はなく、サプライヤーであるタカタ側に帰責性があるようですね。

スズキが200万台規模のリコールを届け出。そのほかフェラーリ、アウディ、アルファロメオも相次いでリコールを発表

そのちょっと前には「燃える」可能性があるということでリコールも。
対象は589台、問題の原因は燃料蒸発ガス発散防止装置(ベーパーセパレーター )。

そのほか、1年くらい前にもエアバッグ(タカタ)関連のリコールが届け出られています。

フェラーリは発売済み車両の価値を維持することに注力

なお、フェラーリは「過去に販売したクルマの価値を上げることで、現代および未来のブランド価値を向上させる」という考え方を持っているようで、発売済みのクルマに対しては手厚い保証を提供し、その範囲を徐々に拡大中。

できるだけ「フェラーリ自らの手で」販売済み車両の履歴を管理し、それらをベストな状態に保とうという動きを見せており、これは非常に素晴らしいことだと考えています。

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