| 今回のリコールはフェラーリ側に帰責性なし |
フェラーリが日本国内にてリコールを発表。
これは国土交通省に届け出たもので、対象車種は458イタリア/スパイダー、ファリフォルニア、FF、F12ベルリネッタ。
つまりはいずれも一世代前のモデルとなりますが、いずれも内容は例によって「エアバッグ」。
他メーカーと同じ、「助手席側エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、高温多湿な状態で長期間の温度変化にさらされると、火薬が劣化し、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損して、乗員が負傷するおそれがある」というもので、フェラーリ側には帰責性がないと思われるもの。
対策は「エアバッグ交換」
なお、改善措置としては助手席側エアバッグユニットを交換して終了となり、現時点に至るまでこれに起因する事故はゼロ。
フェラーリは比較的リコールが少ないメーカーですが、最近だと488系にてブレーキ、カリフォルニアにて燃料ライン関係でリコールを登録しています。
なお、458発売時にはフェンダー内の接着剤が揮発して高音になると発火の可能性があるというものもありましたね。
フェラーリにリコール発生。488のブレーキローター摩耗警告が正しく動作しない可能性
北米でフェラーリ・カリフォルニアTがリコールに。燃料ライン不具合で発火の恐れ
今回のリコールは製造時期の関係か2件(こちらとこちら)にわたって公開されており、合計で1639台となっています。
対象車種、車体番号、輸入期間などは下記の通り。
フェラーリ458スパイダー(ABA-F142)
ZFF67NHJ000185377~ZFF67NHJ000200864
輸入期間:平成24年1月5日~平成25年12月18日
対象台数:395台
ZFF67NHJ000172628~ZFF68NHJ000185941
輸入期間:平成22年2月2日~平成23年12月23日
対象台数:401台
ABA-F149
ZFFLJ65J000185281
輸入期間:平成24年1月11日
対象台数:1台
ABA-F149S
ZFFTJ65C000186097~ZFFTJ65J000199688
輸入期間:平成24年1月12日~平成25年11月6日
対象台数:129台
ABA-F149
ZFFLJ65J000166141~ZFFLJ65J000185274
輸入期間:平成21年2月17日~平成23年12月7日
対象台数:465台
ABA-F151
ZFF73SKJ000185435~ZFF73SKC000200644
輸入期間:平成24年1月4日~平成25年12月13日
対象台数:86台
ZFF73SKJ000181862~ZFF73SKJ000185440
輸入期間:平成23年6月1日~平成23年12月20日
対象台数:27 台
ABA-F152
ZFF74UHJ000192235~ZFF74UHJ000200669
輸入期間:平成24年10月22日~平成25年12月18日
対象台数:135 台