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今なお色褪せぬ魅力を放つフェラーリF40。アーティストがトリビュートモデル”F44”のレンダリングを公開

2020/01/02

| フロントフードのNACAダクト、リアウイングはまさにF40 |

イスタンブール在住のCGアーティスト、Emre Husmen氏が「フェラーリF44」のレンダリングを公開。
F40を現代風にアレンジした「記念限定モデル」ということになりそうですが、F40の特徴そして近代フェラーリの要素が盛り込まれた仕上がりとなっています。

フェラーリF40は「フェラーリ40周年記念」車として発売されており、製造は1987-1992年。
エンジンは2.9リッターV8ツインターボ、重量1089キロ、0-100キロ加速は3.9秒というスペックを持ち、世界で初めて最高速が200マイル(時速322キロ)を突破した車としても知られます。

フェラーリF40は「フェラーリの限定モデル史上、もっとも強いインパクト」を誇った一台だ

F40はこれまでのフェラーリ「記念限定モデル」の中でも高い人気を誇りますが、生産台数が1,311台とかなり多く、そのためにF50やエンツォフェラーリに比較してもやや低めの相場。
なお、「1,311台」も生産することになった経緯としては、もともとは350台のみが生産される予定だったものの、あまりに多くのオーダーが入ったためだと言われていますね(それでもすべてのボディカラーがレッドであったという)。

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フェラーリF40は今年で30歳。その歴史、仕様などを振り返ってみよう

今回のレンダリングではフロントフードのNACAダクト、リアカウル一体型のウイング、丸4灯テールランプなどF40独特のデザインをしっかり再現していることもわかります。

なお、フェラーリF40はカーボンモノコックにスチール製スペースフレームを持ち、そこへカーボンコンポジット製のボディパネルを被せたという構造。
「内張り」はなく構造材がむき出しというスパルタンさを持ち、そこが人気の秘密なのかもしれません。

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ほかにはこんな「F40オマージュ」も

そしてやはりインパクトの強かったフェラーリF40だけに、多くのアーティストが自身の作品の題材として取り上げていますが、過去にはその名もズバリ「F40トリビュート」なるレンダリングが公開されたことも。

フェラーリF40を現代風に解釈した「F40トリビュート」。”内張りナシ”もそのまま再現

こちらはフェラーリのVIP顧客が実際にフェラーリへとオーダーし、F40のデザインを落とし込みつつもワンオフにて製作した「SP38デボラ」。
ホイールやリアカウル等にフェラーリF40の面影が見られます。

デザインイメージはF40。重要顧客のオーダーによるワンオフ「フェラーリSP38」公開

Emre Husmen氏はこんなレンダリングも

そしてこちらはフェラーリF44を公開したEmre Husmen氏による「LANCIA 037R8」。

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の名からも分かる通り、1982年にグループBのホモロゲーション取得のために207台のみが生産されたクルマ。
ベースにはランチア・モンテカルロを採用し、キャビン部分はモンテカルロからの流用ではあるものの、前後は鋼管パイプを用いたスペースフレーム構造となっています。
エンジンレイアウトもフロントからミッドへと変更されるなど、フロント以外ではもはやベース車の面影すら感じられないクルマでもありますね。

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こちらはマルティニカラー。

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VIA:Emre Husmen

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