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こんなことして大丈夫か!英フェラーリ・スペシャリストが250GTのレプリカを「250SWBリバイバル」として販売開始。なお価格は1億円

2020/09/08

| ちゃんとエンブレムまでフェラーリだが |

イギリス拠点にて活動を行っているフェラーリのスペシャリスト、「GTOエンジニアリング」。

今回なんとフェラーリ250GT SWBベルリネッタ・コンペティツォーネの復刻版として”250SWBリバイバル”をリリースしています。

もちろんこれはフェラーリから発売されるものではなくGTOエンジニアリングが作成するレプリカということになりますが、これがフェラーリ公認なのかどうかは不明です。

フェラーリがこれを許可するとは思えないものの、GTOエンジニアリングはフェラーリと浅からぬ関係にあるようなので、なんらかの合意がなされているのかもしれません(それでもフェラーリが許したとは考えにくい)。※シャシーナンバーは事故や火災で修復できなかった250GTや330等から拝借しているとのことなので、登録上はフェラーリとなりそう

さすがはフェラーリ・スペシャリスト

なお、この250SWBリバイバルはレプリカといえどオリジナルに最大限の経緯を払っており、実車同様の構造とサイズを限りなく近く再現していて、フレームそのものはハンドビルトによるチューブラーフレーム、ボディパネルは職人による叩き出し(アルミ製)。

そして250SWBリバイバルは完全オーダーメイドとなっており、注文したオーナーの好みにあわせ、日常的に快適なドライブを楽しめる仕様やラリー仕様、レース仕様など様々な要望に応じてくれるようですね。

搭載されるのはコロンボ(V12)エンジンだそうですが、これは実際に当時のものを使用するのか、設計を流用したものなのかは不明。

ただし3リッター/3.5リッター/4リッターを選択できるというフレキシブルさを見るに、ジョッキアーノ・コロンボの設計を使用して新たに製造し組み上げるエンジンなのかもしれません。

そのコロンボ・エンジンとペアを組むのは4速マニュアル・トランスミッションですが、これはオプションで5速も選択が可能、とのこと。

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ブレーキについては当時と同じ仕様のほか、アルミ製軽量キャリパーも選ぶことができ、ホイールサイズも15インチと16インチが用意されています。

なお、サスペンションについては独自の設計が採用され、快適性やグリップ、耐久性が当時のモデルよりも向上し、ステアリングレシオについても「クイックな設定」を指定することができるようですね。

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250SWBリバイバルはインテリアもフルカスタムが可能

そして250SWBリバイバルの内装も「フルオーダー」。

レザーシートは標準となりますが、その他の部分をレザー化することもでき、ハーネスも別途注文可能。

さらにはUSBポート、カーナビゲーションシステム、オーディオも(オプションで)用意されています。

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なお、GTOエンジニアリングは既に30台もの250SWBリバイバルを販売したといい、スペックによりますが製造にかかるのはそれぞれ12-18ヶ月。

価格はベースモデルで約1億円を超えるそうで、しかし14億円前後の相場を形成している「本物」に比較すると安いものかもしれません。

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本物のフェラーリ250GTベルリネッタ(パッソ・コルト)はこんなクルマ

この250SWBリバイバルのオマージュ元となる、実際のフェラーリ250GTベルリネッタ(パッソ・コルト)は1959年にパリ・サロンにて公開され、1960年モデルとしてリリース開始。

デザインはピニンファリーナ、製造はスカリエッティで、2400mmホイールベース版をSWB(もしくはパッソ・コルト)、2600mmホイールベース版についてはこれと区別するためにLWB(もしくはパッソ・ルンゴ)と呼称しています。

250GTベルリネッタ(1960年モデル)はディスクブレーキを持つ初めてのフェラーリ製量産車でもあり、1961年にはアルミ製ボディパネル、内装を軽量化しチューンナップされたエンジンを持つレーススペックも登場し、ジャガーE-Typeに対しても高い競争力を持っていた、とのこと。

250

搭載されるエンジンはもちろんコロンボ・エンジン(V12/3リッター、出力は280HP)、トランスミッションは4速マニュアル。

サスペンションはフロントにサブルウィッシュボーン、リアにはライブアクセルが採用され、車体重量は960kgという記録が残ります。

参照:GTO Engeneering, Ferrari, Forbes

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